自動車事故のおよそ95%は、運転者に関連する原因によるといわれており、最近は多くの自動車メーカーが先進的なセンシング機能を搭載した車を販売し、より安全な車社会の構築に取り組んでいる。現在は、おもに車外の対象物に対するセンシング技術が実用化されている。さらに今後は、各メーカーが取り組んでいる自動運転技術などの発達により、車の制御を自動運転に任せるか、人が行うかの判断を、より正確に、素早く、かつ、安全に行う技術がますます重要になっていく。また、カーシェアリングや配車サービスなどの新たなサービスの発展によって、運転者や同乗者の個人認証が必須の機能となっていく。Jungo社の運転者モニタリングソフトウェア CoDriverは、運転者の体位置、頭部姿勢、眼球位置、視線追跡、個人プロファイル等に対する独自のセンシングアルゴリズムと最先端のディープラーニングアルゴリズムを備えたソフトウェア・ソリューションとなる。既存の車載情報機器と車内カメラ機器を組み合わせたり、専用の車内カメラ機器を用いて、高度な運転者モニタリングシステムを構築できる。特に、SAEレベル3※自律走行車における車から運転者へ運転制御移行の判断を補助する用途に最適である。すでに、海外ではCoDriverを利用した複数の開発プロジェクトが進行中で、今後は日本の自動車メーカーや車載機器メーカーの開発プロジェクトを強力に支援していく。なお、CoDriverは、2017年1月に米国で開催されたCESにおいてCES 2017 Innovation Awardsを受賞しました。※ SAEレベル:米SAE Internationalが2016年9月に定めた自動運転レベルのこと。レベル3は、条件付運転自動化と定義されている。