言語学と人工知能の知見を取り入れた自然言語処理技術によって開発された、言葉を理解し最適な返答をするためのエンジン「CAIWA」を、デジタルサイネージで利用できるようにしたのが「CAIWA for Digital Signage」である。VoiceTextが採用された海外の大規模娯楽施設に設置された端末は、人間の代わりに施設の案内をする。案内だけでなく、「CAIWA」との組み合わせによって、ユーザーとの双方向の対話が可能になる。音声合成ソフト「VoiceText」を採用することにより、デジタルサイネージの役割が「案内」から「コミュニケーション」に変わる。VoiceTextサーバーSDKでは音声が簡単かつ動的に作成することが出来る。サーバークライアント型の特長を活かし、多数の端末へ流す音声を端末のスペックに依存することなく、リアルタイムでの音声を作成することが可能。サーバーの構築が容易、人間のような明瞭な発話、シンプルなAPIで利用しやすい、そして海外での利用であることから「英語のエンジンが自社開発である点」が評価され、「CAIWA for Digital Signageに採用された。特に、選ばれた英語話者「JULIE」は、米国でも販売されており、その自然な発音が評価されたが、製品には日本語話者も搭載、今後もCAIWAでの多言語対応に伴い、VoiceTextでの対応が可能なことも、導入の大きな決め手となった。