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リバネス、ノーベル賞・中村修二氏が共同設立のSORAA社等と共同で植物工場システムの開発開始

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株式会社リバネス(代表:丸 幸弘、本社:東京新宿区、以下「リバネス」)は、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏が共同設立者となるSORAA株式会社の日本法人(代表:汲川 雅一、所在:東京都板橋区、以下「SORAA」)と、製品安全と流通に関わるシステムを開発するTDNインターナショナル株式会社(代表:渡辺 吉明、本社:東京都板橋区、以下「TDN」)、農地モニタリングデバイスを開発する米国Kakaxi, inc.(CEO:大塚 泰造、本社:米国カリフォルニア州、以下「Kakaxi」)の4社で、新型植物工場システムの共同開発プロジェクトを発足し、2月14日に板橋区役所にて合同記者会見を開催すると発表した。

本プロジェクトは、リバネスが2009年から開発を進めている植物工場の技術的課題の解決を目指すもので、植物工場では栽培が難しいといわれている根菜類や果菜類、穀類の生産に挑戦する。

リバネスが運営する食と農の研究所「アグリガレージ研究所(墨田区)」に併設された植物工場を活用して栽培研究を行うとともに、その得られた成果をもとに栽培ユニット開発を目指すとしている。

SORAAは、青色LEDの開発でノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏の技術をもとに設立された米国発ベンチャーであり、日本法人は板橋区にある。

このたび、SORAAが開発製造した白から赤までの可視光域のフルスペクトルを実現した演色性の高い紫色LEDベースのランプが植物に与える影響を検証し、植物工場光源としての活用可能性を探る。

TDNは、モバイル端末でQRコードを読み取ることで取扱説明書やリコール情報など製品の安全に係る情報にアクセスできるアプリ「すこどっと(scodt)」を開発し、世界で初めて流通システムの国際標準機関「GS1」のQRコードの利用を可能にした。
TDNは、リバネスと連携し、ものづくりベンチャーなどのメーカーへのアプリ普及と日本製品の海外流通の促進を支援していく。なお、2016年11月にリバネスと資本提携もしている。

Kakaxiは、一次産業を情報産業に変えることを目指し、米国にて農地モニタリングデバイス「KAKAXI」の開発、提供を行っている。「KAKAXI」は、内蔵されたカメラで定期的にを撮影し、同時に温度・湿度・日射量を測定する。計測データはデバイスに内蔵された3G通信で、クラウドにアップされウェブ経由で閲覧が可能。本プロジェクトでは、植物工場内での活用を検証するとともに、植物の生育をモニタリングし、比較実験データ取得を行う。