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エフセキュア、Mac用セキュリティ技術として注目のLittleFlockerを買収

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サイバーセキュリティのリーディングプロバイダーであるエフセキュア株式会社(本社: 東京都港区 カントリーマネージャ :キース・マーティン)は、エフセキュア(本社:フィンランド)が、Macに対する最も高度なセキュリティ技術として評価されている「Little Flocker」をアプリケーション開発者から買収したことを発表した。
高度なマルウェア振る舞い検知機能を追加し、企業&コンシューマー向けMacOSセキュリティソリューションを強化することが目的である。

ほとんどのMacセキュリティソリューションは、マルウェアに対する従来のシグネチャベースのアプローチに依存いるが、現代の標的型攻撃からMacユーザーを保護することはできない。
「Little Flocker」は、高度なビヘイビアベースの分析機能によりMacを保護し、機密ファイルやシステムリソースにアクセスしようとするアプリケーションを監視し、Macのランサムウェアを検出してブロックする。
エフセキュアは、「Little Flocker」の次世代型セキュリティエンジンを、同社の新しい「XFENCE」技術として提供する。「XFENCE」は、エフセキュアの既存のエンドポイントソリューションを補完して、企業向け、およびコンシューマー向けに先進的なMac保護機能を提供する。

Macは、ランサムウェア、バックドア、その他のソフトウェア脆弱性に対する保護は不要という神話は消え去りつつあり、Apple製品は、特にシニアレベルの社員や重要な地位にある社員の間で人気が高いので、Macを集中的に狙い、高度で執拗な攻撃が増加している。
エフセキュアは、「Little Flocker」のコアテクノロジーを「XFENCE」として、エンドポイントプロテクションのポートフォリオに組み入れ、既存製品のサイバーセキュリティ機能をさらに拡張して、お客様のプラットフォームを問わず、洗練されたゼロデイ攻撃検出能力を提供する。

エフセキュアは、「Little Flocker」のコアテクノロジーを、クラウドベースのデジタル脅威分析システムである「セキュリティクラウド」で強化し、企業向け「Protection Service for Business」に実装する予定である。
「Protection Service for Business」は、パッチ管理とモバイルデバイス管理を統合し、コンピュータ、モバイル、そしてサーバのセキュリティを集中管理したエンドポイントセキュリティソリューションであり、「Little Flocker」技術はコンシューマー向けマルチデバイスセキュリティ製品である「F-Secure SAFE」の一部として提供される予定。
エフセキュアについて
エフセキュアは、無作為攻撃型ランサムウェア感染から高度なサイバー攻撃まで、あらゆる脅威から企業や個人ユーザーを守る、数十年に及ぶ経験を持つサイバーセキュリティのリーディングカンパニーである。
その包括的な一連のサービスと数多くの受賞歴を誇る製品は、セキュリティを革新する特許技術と、洗練された脅威対策の知見を駆使して、数多くの企業や人々を保護する。
エフセキュアは、他のどの企業をも凌ぐ多数のセキュリティエキスパートを擁しており、ヨーロッパのサイバー犯罪現場の調査にも参加しています。エフセキュアの製品は、200以上のオペレータや数千社のパートナーによって世界中で販売されている。
エフセキュアは、1988年に創業し、NASDAQ OMX Helsinki Ltd.に上場、日本法人であるエフセキュア株式会社は、エフセキュア社100%出資の現地法人として1999年に設立され、以降、増収を続けながら順調に企業規模を拡大している。