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GNI、BerkeleyAdvancedBiomaterial,Inc.を買収

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株式会社GNIグループ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:イン・ルオ)4月18日同社取締役会において、さらなる詳細な精査評価作業の結果、問題がないこと等の一定の条件の下で、同社は100%子会社であるGNI USA, Inc.(本社:米国デラウェア州、CEO:Ying Luo)を通じて、Berkeley AdvancedBiomaterial,Inc.(本社:米国カリフォルニア州 代表取締役:Francois Genin, Ph.D.)を買収することを決議し、 4月18日付で当該買収に関する拘束力のある覚書を締結したことを発表した。

同社は、アジアに患者の多い疾患を適応症とした複数の創薬候補化合物をパイプラインに持ち、先端バイオ技術を活用して創薬活動を行っている創薬企業グループであり、同社グループの研究により開発された創薬候補物より、開発パイプラインを充実させると同時に、その一部を外部製薬企業にも共同研究を通じて提供し、さらなる価値創造につなげている。
BABを買収することで、同社の既存の製品分野が多角化され、製品分野及び営業地域が単一であることのリスクを低減することができ、BABから見込まれる米国での収益及び健全な財務基盤を享受することができ、同社の早期黒字化が期待できる。

同社は、主として中国において事業を運営しており、また、取扱製品は、低分子化合物である医薬品である。
同社としては、営業地域、製品分野が単一であることのリスクを認識しており、企業経営の安定化、収益の拡大、収益性の向上のためには、他の医療分野や他の地域への進出が喫緊の課題であると認識している。
これまでもこの対策として、他地域への進出及び同社の事業分野と類似するものの異な
る事業分野への進出を検討しており、この多角化の一つがF351の米国での開発である。

F351の米国での開発に関しては、2016年5月3日にはFDAから通知を受領し、追加的に、米国GLP基準に準拠した最低8日間の毒性試験結果の提出を要請した。
2016年7月には、同社は、米国 GLP 基準に準拠した試験を第三者に委託した。
同試験が終了次第、試験結果をまとめた補足資料を、IND申請の補完資料として、2017
年上半期中に提出する予定である。
これに加えて、異なる事業分野への進出の方法として、同社の営む医薬品の開発、製造、販売に近い分野である医療機器、医療材料関連分野も視野に入れ、これまでも企業買収を企図し、買収先を探していたが、同社の今後の戦略に合致する買収相手先を認識した。

買収候補会社は、米国カリフォルニア州の生体材料分野で事業を展開するBABであり、BABはヒドロキシアパタイト及びカルシウムを主成分とする生体材料の製造に特化し、米国及び欧州各国内での整形外科領域の手術や脊椎外科手術で用いられている移植可能な生体吸収性のある生体材料を開発、販売している。
BABを買収することにより、生体材料の開発及び販売事業を同社の事業ポートフォリオに加えるができ、経営の多角化を図ることができ、BABから見込まれる中国国外からの安定的な収益及びキャッシュ・フローにより、財務基盤の安定と、事業の持続的成長及び企業価値向上を図ることが可能となっている。

今後、BABの製品群を有望市場である日本及び中国において展開することや医薬品と生体材料の融合による新たな製品開発を行うことによる新規事業分野への展開も可能となる。
BABの買収後、同社は、世界最大の医療市場である米国と成長著しい医療市場である中国で、収益性の高い同規模の医療関連事業を展開することができる。
これにより同社の創業以来の事業戦略である、中国市場からの好機を捉えての他の主要市場への事業展開を実現することができ、同社が今後日本市場においても製品を販売する機会を得ることができる。