ブロックチェーンを使ったカジノプロジェクトが100本以上あります。実はサトシダイスを起源にして、ビットコインのトランザクションを伸ばした1つのサービスとしてギャンブルがあります。ギャンブルは仮想通貨事業の中での数少ない成功事例なのです。
現在のオンラインカジノの問題として、運営方式の透明性がないことが挙げられます。中央化されたサーバーでは不正が行われているのではないか、との不信感が利用者の中であります。オンラインカジノはとても大きなマーケットですが、利用者の不信感を解決するためにブロックチェーンによる透明化が必要です。利用者の方に安心してカジノをしてもらう手段としてブロックチェーンを導入したオンラインカジノはこれからますますシェアを広げていくでしょう。
記者
なるほど。不信感を取り除き、安心して利用してもらうためにブロックチェーン技術が有効なのですね。それではキム氏が副社長を務めるオンラインカジノ「メカカジノ」はどのような特徴があるのでしょうか?
https://youtu.be/ohNaYBIYbco
キム氏
ブロックチェーンを導入したオンラインカジノは多くありますが、その中においてメカカジノは大きく分けると2つの特徴を持ちます。1つ目は従来のオンラインカジノがイーサリアムベースなのに対して、ICON(アイコン)(「韓国版のイーサリアム」と呼ばれるアルトコイン)ベースであること。2つめは運営権をユーザーに販売する非中央集権的な運営です。
まずイーサリアムの問題としてトランザクションの遅さが挙げられます。トランザクションが遅いとサービスが追いつかなくなってしまうでしょう。現時点でアイコンは1秒間に1000件以上のトランザクションが行えることが確認されています。またイーサリアムは送金手数料が高いことも問題となっていますが、アイコンは極めて安く利用することができます。パートナーとしてアイコンと組んでいて、アイコン上で行われているICOとしては初になります。また開発はマン島で行なっており、マン島のギャンブルライセンスも発行済みです。
運営権の分散についてですが、まず私たちのオンラインカジノはシムシティのような仮想カジノ都市を作り上げます。。しかし、メカカジノはオーナーシップを持ちません。プレイヤーがある1つのカジノの運営権を買いたければ、その権利をメカカジノから購入することができる。その購入者は「マスター」と呼ばれます。マスターはカジノを運営し、その収益を得ることができます。また運営するカジノで利用できるゲーム、外観、内装をメカカジノから別途購入する事になります。オーナーは不動産として所有するカジノを売却することも可能です。これはスマートコントラクトによって安全が保証されています。もちろん、ブロックチェーン技術により不正を行うこともできません。
我々はもともとゲーム会社なので、カジノのゲームはバカラ、ブラックジャックなど7種類開発済みです。2019年には20種類以上のゲームに加えてスポーツベットも取り入れる予定です。
日本人はプレイできないのですが、オンラインカジノに出店したいという話になってくる。法律面はクリアしていて、フィアット基準でやってます。クレジットカードで買う時はクリプトメカから直接買う、もしくは取引所で買ってそれを送る事になります。
記者
既存のブロックチェーンを利用したオンラインカジノとは違う、より非中央集権的なオンラインカジノなのですね。今後については、どのようなビジョンをお持ちでしょうか?
キム氏
ポイントとして世の中にICOは多いですけれど、お金を稼げるプロジェクトはほとんどありません。カジノはブロックチェーン上で大きな実績があるので、いいプロジェクトならコインの価値とは別に収益があります。そしてゲーム内のトランザクションはコミュニティにもなる。
現在はプライベートセールを実施しており、ハードキャップは20億円~30億円を想定しています。提携企業はすでにいくつか存在しており、今後発表されていく予定です。ブロックチェーンを利用したオンラインカジノ市場でトップを目指しています。
キム氏のクリプトメカはすでにVRカジノのゲームを開発して成功させている。シムシティ的なカジノタウンのグラフィックは美しく、本当にカジノに行ったような気分になれる。ブロックチェーンを利用しているために透明性があり、安心して利用できる新しいオンラインカジノに今後も期待が持てそうだ。
インタビュー・執筆
塚田愼一
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