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DataRobot、AI推進をゼロから始める中堅企業向けに「DataRobotStarterProgram」を提供開始

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AIドリブンな組織の実現をサポートするDataRobot, Inc.(本社:マサチューセッツ州ボストン、CEO: Jeremy Achin、以下 DataRobot)は、2019年8月から提供を開始しているAI特化型「AI サクセスプログラム」をより多くの日本企業に導入いただき、ビジネスで成功してもらえるよう中堅企業(年商1000億円以下)を対象としたAI活用支援プログラム「DataRobot Starter Program」の販売を2019年11月20日より開始する。なお、販売開始に伴い、キヤノン ITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下 キヤノンITS)と新たに販売代理店契約を締結し、パートナーとして中堅企業のイネーブルメントを強化していくと言う。

Gartnerによると、AIの拡張により2021年に2.9兆ドルのビジネス価値が生まれるといわれている。一方で、経済産業省が2018年9月に発行した「DXレポート〜ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開〜」 にもある通り、国内では2015年時点でIT技術者が17万人不足していると指摘されており、今後2025年までに不足数が43万人に拡大すると予想されている。特に、データの分析~活用を実ビジネスで成功に導けるデータサイエンティストは、年々需要が高まり続けているが、その確保は非常に困難な状況だ。

DataRobotはAIソリューションとして、日本においても多くの採用実績を誇り、グローバル2000の日本の上位10社のうち9社で採用されるなど、大企業を中心にAIドリブンな組織の実現をサポートしてきた。さらに、ビジネス価値の創出は大企業だけでなく、全ての企業で実現できるものと考え、中堅企業においても同様に支援を行ってきたが、中堅企業における、高度IT人材の確保および育成は大企業にも増して厳しい状況にあると言う。

そのため、中堅企業のAI活用をより強力に支援することを目指し、該当企業のIT支援の実績を豊富に持つ、キヤノンITSと連携し「DataRobot Starter Program」の提供を開始することとした。

「DataRobot Starter Program」について

「DataRobot Starter Program」の特徴は、これまで大企業の支援で培ったAIプロジェクトの成功ノウハウ、ライセンス、教育プログラムを、中堅企業を取り巻くAI環境に最適化してプログラム化した点であり、大きく2つのステップで構成されている。

●ステップ1, AI導入診断の実施

ステップ1ではAIプロジェクト導入を判断するためのAI導入診断を有償ワークショップとして、提供する。

ワークショップの目的は以下の通り。

  1. 機械学習の自動化によって実現できる成果を理解するセミナーをハンズオン形式で実施
  2. DatRobotを自社の事業でどのように活用できるのかテーマ(ユースケース)の創出支援をワークショップ形式で実施
  3. 創出されたテーマを詳細化かつ精査し、ビジネスインパクトと実現可能性の観点から評価し、レポートを作成

※ステップ1を通して、お客様のビジネスステージに適したメニュー(サクセスプラン)を提示。

ステップ2では、ステップ1で作成したAI導入・活用を成功に導くサクセスプランに合意いただけたお客様を対象に「DataRobot Starter Program」を提供する。

●ステップ2, DataRobot Starter Programの実施

サクセスプランおよび「DataRobot Starter Program」の実行に伴い提供されるサービスには、DataRobotのライセンスの提供および以下サービスが含まれる。

  • DataRobot AI アカデミーにおけるデータサイエンティスト養成プログラム
  • DataRobot UniversityにおけるDataRobotの活用方法に関してのトレーニング
  • AIプロジェクト導入に必要なテーマ創出
  • AIプロジェクト実行支援のためのテーマ推進
  • 実ビジネスへの運用定着化のための運用化支援

「DataRobot Starter Program」は1000万円(税別/年間)での販売を予定している。本プログラムを採用いただいたAI人材が充分ではない中堅企業は、自社でデータサイエンティストを養成する事ができ、実践的なビジネス課題に取り組みながら、自らAIプロジェクトを推進することができるようサポートを受けることができる。また、DataRobotを活用しながらAIプロジェクトを推進できるシチズン・データサインティストの育成も行え、様々な部署においてAIプロジェクトの創出、運営が可能となると言う。