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MVPの種類別の事例を紹介

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本サイトではリーン・スタートアップについて『リーン・スタートアップとは?企業での導入事例を紹介します』『リーン・スタートアップで用いるMVPキャンバスとは?』で説明しました。

必要最低限の機能だけを含んだMVPを短期間で作り、市場にて顧客から評価をもらい、その結果から再構築もしくは撤退を行うという考え方です。

この記事はBatteryからの引用です。

MVPを作る主な手法

MVPを作る手法はいくつかあります。

今回はその中で、
①プロトタイプ
②カスタマーリサーチ
③スモークテスト
④オズの魔法使い
⑤コンシェルジュ
という5つの方法を紹介します。

プロトタイプ

試験やデモ用に制作された実験機をプロトタイプと呼びます。
有形製品を指す場合が多く、MVP手法の中でもわりとコストがかかる部類です。

事例

Odeol(Twitter)
Twitterのプロトタイプ「Odeo1」は社内でメッセージのやりとりをしたり、グループチャットを行うために開発されました。そして、そこでのテストのフィードバックを踏まえた改善を施した上で2006年に現在多くの人に親しまれているTwitterをリリースしたのです。

Burbn(Instagram)
Instagramは「Burbn」という位置情報アプリとしてスタートしました。しかし、一度リリースしたものの、思った以上に人気が出ませんでした。そこで、アイデアの構築・計測・学習を繰り返し、「写真の共有機能が最も人気」ということを発見しました。
その結果、Burbnは写真投稿をメインにしたSNSに方向転換し、写真投稿・コメント・いいねの機能を含んだ「Instagram」を完成させました。

カスタマーリサーチ

アイデアが固まっていない段階で実践できるMVP手法として顧客調査があります。
特別な制作物を用意する必要はなく、紙ペラ一枚から実践できるのが最大の特徴です。

事例

AppSocially
グロースハックの一般化を目指すAppSociallyは「検証結果が出るまではコードを一行も書くな」という教えに忠実に、タイトル、タブライン、機能説明、連絡先などを詰め込んだ「一枚のPDF」を現地のディベロッパーに御見せし、ニーズを探ってはそのPDFを毎晩更新し、商品の機能に関する詳細を詰めていきました。見込み客の声が直に届いて最終的には、コードを一行も書く前にいくつかの契約をとる事ができました。

スモークテスト

顧客が製品やサービスのアイディアに興味を示しているかを調べるためのMVP手法です。
スモークテストには、サービス紹介ビデオとプレオーダーの2種類があります。
実際、現在スモークテストをサポートしてくれるサービスが多数存在するため、アイディアが思い浮かんだ段階ですぐに実行に移せるという部分が最大の利点と言えます。

事例

Dropbox
ファイルの共有ツールであるDropboxはサービスを開始する前に、スモークテストを行ったことで知られています。Dropboxが作成した3分あまりのビデオは大きな反響を呼び、ベータテストの希望者は、ビデオが公表されてからの一晩だけで5,000人から75,000人に増えました。

クラウドファンディング
自らのアイデアをネット上でプレゼンテーションすることで、そのアイデアへの賛同者を集められるクラウドファンディングサービスでは、プレオーダーと紹介ビデオを掛け合わせた スモークテストが頻繁に行われています。

オズの魔法使い

映画『オズの魔法使い』から名付けられたこのMVP手法。
本来システム化されているはずのウェブサイトなどを、実際には人力で操ることにより、開発初期に大掛かりなシステム化を行うリスクを避けるためのMVP手法です。

事例

Zappos
現在ではアマゾンに買収された靴通販の「Zappos」というサービスでは、初期にこのMVPの手法を利用していました。当初は注文が来たときには創業者が自ら商品を買いに行って発送を行い、サービスの需要を確かめた後に本格的なシステムを構築したのです。

食べログ
食べログは当初はグルメ本の情報をもとにした「手打ちのデータベース」で、改善要望の掲示板にあったフィードバックを頼りに、可能な限り対応し、今日のような形へとサイトを改善していきました。

コンシェルジュ

あらゆるものをマニュアルで行うのがコンシェルジュです。
顧客の意見を直接吸い上げることができ、直接フィードバックをもらってその場で改善できるのが特徴であります。

事例

Airbnb
民泊仲介事業を行うAirbnbはプロの写真家を使ったホストのほうがビジネスがうまくいくという仮説を立て、実際に写真家を使ってMVPを実施しました。予約数が2-3倍に増えたというテスト結果をもとにAirbnbは写真撮影サービスを導入し、成長を続けています。

Foodonthetable.com
近所のセール情報と食の好みから献立を考えてくれるサービス「Foodonthetable.com」は、Webサイトを立ち上げる前に、自分で直接スーパーで主婦に声をかけ、サービス内容を訪問して提供して直接フィードバックをもらって成功につなげました。

まとめ-アイデアの形が変わっても

ここでは、種類別にMVPの実際の事例を見ていきました。最初に思い描いたものとアイデアの形が違ったとしても、それが解決したい課題や実現したい世界、自分のビジョンに沿っていれば、きっと最初のアイデアと同じように情熱を傾けられるはずです。皆さんもMVPの社内導入で考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

MVPとは?AirbnbやTwitterなどタイプ別のサービス事例もご紹介!||Repro
グロースハックの大前提 「MVP」の種類と実例 5選||GrowthHackJapan
リーンスタートアップにおけるMVP制作のポイント|REVOLTMARK