農業情報設計社は、農業における情報通信技術の利用と農業機械の自動化・情報化に係る研究開発と知見の提供に取り組んでおり、これまでに、トラクター等の運転支援アプリの開発、配布・販売を実施してきた。農業情報設計社は、この運転支援アプリに対応するGNSS1装置、自動操舵機器の製造・販売を新たに行う。これは、既存のトラクターに取り付けることで、トラクターの位置と方向の把握・表示、自動操舵によって、直進運転をアシストする装置である。これにより、目印のない広い圃場でも真っ直ぐ・等間隔に作業することが可能となり、作業の効率化・負担の軽減が図られ、圃場内の重複作業や作業漏れによる肥料・農薬散布の無駄・ムラを防止し、資材コストの低減を図る。農業情報設計社は、製造・販売体制を強化、装置の早期の普及を目指し、今回の資金調達に至った。