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TBM、サウジ基礎産業公社(SABIC)と基本合意を締結し、「NUSANED」プログラムへ参加

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石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、サウジ基礎産業公社 (Saudi Basic Industries Corporation, 本社:サウジアラビア王国リヤド、CEO:Yousef Abdullah Al-Benyan、以下SABIC社)と、SABIC社が実施する「NUSANED」プログラムへ参加する基本合意を締結した。

今後TBMは、本基本合意に基づき、SABIC社とともにサウジアラビア国内でのLIMEX製品の製造・販売に向けたフィージビリティスタディを進めると同時に、アップサイクルスキームの構築、石油産業以外の産業振興を通じた経済多角化、雇用創出等を目指し、サウジアラビア関係機関・企業と協力の可能性について検討。なお、2019年10月23日に東京で開催された「日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム」にて本基本合意の交換式を執り行った。

■ 概要

SABIC社は、サウジアラビア、南北アメリカ大陸、欧州およびアジア太平洋地区など世界50カ国で事業を展開する、中東最大の素材企業である。化学品、一次産品、高性能プラスチック、肥料など様々な製造をグローバル規模で製造しており、米国、欧州、中東、南アジア、北アジアの主要5地域にイノベーション・ハブを構え、多くの研究資源を保有。また、サウジアラビア王国では、「サウジアラビア・ビジョン2030」の下、廃棄物回収・処理に関する制度及びインフラ設備の構築に向けた取組が進められている。

今回、TBMはこうした背景の中で、SABIC社が実施する「NUSANED」プログラムに参加する基本合意を締結した。サウジアラビア国内でのLIMEX製品の製造・販売に向けたフィージビリティスタディを進めると同時に、SABIC社との協力関係の可能性について検討していく。

石灰石を主原料とし、紙やプラスチックの代替となる新素材 LIMEX は、紙の製造に必要な水資源や森林が乏しいサウジアラビア国内においても製造することができ、新たな産業と雇用を創出することが可能。サウジアラビアは鉱物資源も豊富な国であり、サウジアラビア原産の石灰石を用いて、紙の代替となるLIMEX シート(LIMEX をシート状に成膜したもの)や、プラスチックの代替となる LIMEX ペレット(LIMEX をペレット状に製造して加工したもの)の製造が可能である。また、LIMEX は 使用済みの LIMEX 製品から LIMEX ペレットを高効率につくることが可能であり(石灰石は熱劣化が少ないため)、環境負荷を低減したアップサイクルが可能。サウジアラビア国内で、LIMEX のアップサイクルモデルを構築することで、環境性と経済性を両立し、世界に展開できる循環型経済(サーキュラ・エコノミー)の先行モデルを確立することを目指すと言う。

■「NUSANED」プログラムとは

「サウジアラビア・ビジョン2030」の下でSABIC社が進める、現地産業の発展および更なる産業のローカライゼーションに向けた総合的な取組み。各案件のアイデアから実行に至る各段階において、現地および海外企業が直面する課題の解決を目的としている。各案件は、サウジアラビア経済、労働市場、貿易収支改善への貢献、長期的な競争力、事業の持続可能性等から評価され、事業性が認められる場合には、SABIC社他から資金、調達、販売、人材育成等各方面での支援が受けられる制度となっている。