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東京海上日動、東京海上日動メディカルサービスおよびバリューHR健康経営支援のための業務提携

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東京海上日動火災保険株式会社(取締役社長:広瀬 伸一、以下「東京海上日動」)、東京海上日動メディカルサービス株式会社(代表取締役社長:諏訪部 正彦、以下「TMS」)および株式会社バリューHR(代表取締役社長:藤田 美智雄、以下「バリューHR」)は、企業の健康経営支援に資するサービスの普及・開発に向け、このたび業務提携契約を締結したことを発表した。

1.背景と目的

少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少トレンドを受け、企業においては従業員の健康管理・健康増進が今まで以上に大きな課題となっている。このような環境下、「健康経営」®[1]に関する各種の認定制度(「健康経営銘柄」「健康経営優良法人」)に取組む企業が増えているほか、企業と健康保険組合との協力による健康づくり、いわゆる「コラボヘルス」の動きも浸透しつつある。

東京海上日動は、保険商品における「健康経営優良法人認定割引」を業界に先駆け導入したり、お客様企業における健康経営の取組みを支援するための専任部署を設置するなど、健康経営の浸透に向けて積極的な取組みを実施してきた。さらに、米国シリコンバレーやイスラエルにも拠点展開を行い、ヘルスケアに係る先端テクノロジーの調査・研究を進めている。

TMSは1987年の設立以来、医師、保健師・看護師、臨床心理士といった医療専門職を社員に擁し、主に東京海上日動のお客様企業を対象として、産業保健支援やメンタルヘルス関連のソリューション(EAP:Employee Assistance Program)等を提供してきた。

一方、バリューHRは2001年の設立以来、企業や健康保険組合が実施する「健康診断」に着目し、健康管理システム基盤「バリューカフェテリア®[2]システム」を独自開発して、予約手配や結果管理といった健康診断に係る各種事務を受託してきた。また、健康診断結果を経年の「パーソナルヘルスレコード」として可視化し、従業員や加入者に提供するなど、健診受診を契機とした健康づくりを支援するための各種サービスを手がけている。その他、健康保険組合の設立支援やBPO(Business Process Outsourcing)受託による運営支援も行っており、累計100を超える健康保険組合の支援実績を有している。

今般の提携により、TMSが強みとする医療専門職によるコンサルテーションノウハウ、バリューHRが強みとする健診事務や健康関連データの取扱に関するノウハウ、および東京海上日動がこれまで企業や健康組合を支援してきた健康経営に関するノウハウを結集・融合することで、「健康づくりに関するトータルソリューション」の開発を加速するとともに、東京海上日動のお客様企業や健康保険組合を始めとする幅広いお客様に提供することを目指す。

2.具体的な取組み

TMSにおいてバリューHRの「バリューカフェテリア®システム」を用いた「健診予約・結果管理サービス」を企業および健康保険組合に対して販売。

また、東京海上日動においては、従来より健康支援のご支援につながるものとしてグループ各社のソリューションをお客様企業や健康保険組合にご案内しており、今般そのラインナップに本サービスを加え、広くお客様にご提供することとする。

3.今後に向けて

東京海上日動、TMSおよびバリューHRは、今回の提携を機に、企業や健康保険組合が健康経営に取組むにあたり必要となる健康診断の手配および結果データの蓄積と、その後の専門職によるフォローアップといった各種サービスを一体的に提供し、お客様の健康経営の取組みをさらに支援していく。

また、保険商品の商品力向上を視野に、健康データの管理とテクノロジーを融合した新たな健康増進サービスの開発等を3社共同で研究し、開発を目指していくと言う。

参考:バリューHR「バリューカフェテリア®システム」について

「バリューカフェテリア®システム」は、企業の人事部門および健康保険組合のユーザーに向けバリューHRが独自開発した、健康管理のためのプラットフォームである。

[1] 「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標
[2] 「バリューカフェテリア」はバリューHRの登録商標