1. TOP>
  2. ベンチャーニュース
  3. ファーストリテイリング、日本初のコミュニティ型子どものホスピスを大阪市に建設

ファーストリテイリング、日本初のコミュニティ型子どものホスピスを大阪市に建設

  • feedy

株式会社ユニクロは、一般社団法人こどものホスピスプロジェクトと日本財団とともに、このたび、難病の子ども向けホスピス「TSURUMI こどもホスピス」を大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地内に建設する。

同施設は民間団体と企業が主体となって設立し、医療・教育・保育の専門家を中心とした地域のボランティアによって運営される国内初のコミュニティ型子どものホスピスとなる。今年3月中旬に着工し、同年12月の竣工、開業を予定している。

子ども向けのホスピスは、1982年に英国オックスフォードに設立された「ヘレン&ダグラスハウス」をきっかけに世界的に広がった施設。成人向けのホスピスが末期がん患者などの緩和ケアを主眼とした終末期医療のための施設であるのに対し、子ども向けのホスピスは難病児自身の成長を持続的に支援する機能と、家族の看護負担を軽減しリフレッシュしてもらう「レスパイト(小休止)ケア」の機能を併せ持った施設であり、「TSURUMI こどもホスピス」では、さらに施設の一部を広く市民に開放することで、重い病気を持つ子どもと一般の子どもが隔たりなくともに遊び、難病児の家族と地域住民が日常的に触れ合う地域交流の拠点としての役割を果たすなど、地域全体で難病の子どもとその家族を支える基盤となることを目指している。