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京セラ、米国空圧工具メーカーSENCOHoldings,Inc.を子会社化

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京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)は、本日(日本時間)に、米国の空圧工具メーカーであるSENCO Holdings, Inc.(CEO:Benjamin C Johansen、本社:米国オハイオ州、以下:SENCO社)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。

本契約締結により、SENCO社を子会社化しKYOCERA SENCO Industrial Tools, Inc.として事業を開始する予定である。
SENCO社が京セラグループに加わることにより、空圧・電動工具関連製品の売上を2020年度に400億円に拡大することを目指す。

■ 背景・目的
近年、京セラグループでは、機械工具事業においてグローバルに事業拡大を図るため、主力製品である金属加工用の切削工具だけでなく、医療用工具や木工工具などへの進出をはかっている。空圧工具は、2011年より北欧やドイツを中心に事業を行っており、今後、同事業をグローバルに展開していくために、関連メーカーとの協業を検討してきた。

一方のSENCO社は、1948年に米国で設立された釘打機やステープラーといった空圧工具のパイオニアである。空圧工具および、それらに使用する消耗品(釘やステープルなど)を米国・欧州を中心に展開している。釘打機の本場である米国で、多彩な製品ラインアップと品質の高さが評価されており、世界約50ヵ国で使用されている。

SENCO社を京セラグループに迎えることで、両社のシナジー効果を最大化し、機械工具事業における製品力強化と、さらなる事業拡大に取り組んでいく。