SENCO社が京セラグループに加わることにより、空圧・電動工具関連製品の売上を2020年度に400億円に拡大することを目指す。
■ 背景・目的
近年、京セラグループでは、機械工具事業においてグローバルに事業拡大を図るため、主力製品である金属加工用の切削工具だけでなく、医療用工具や木工工具などへの進出をはかっている。空圧工具は、2011年より北欧やドイツを中心に事業を行っており、今後、同事業をグローバルに展開していくために、関連メーカーとの協業を検討してきた。
一方のSENCO社は、1948年に米国で設立された釘打機やステープラーといった空圧工具のパイオニアである。空圧工具および、それらに使用する消耗品(釘やステープルなど)を米国・欧州を中心に展開している。釘打機の本場である米国で、多彩な製品ラインアップと品質の高さが評価されており、世界約50ヵ国で使用されている。
SENCO社を京セラグループに迎えることで、両社のシナジー効果を最大化し、機械工具事業における製品力強化と、さらなる事業拡大に取り組んでいく。