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マネーフォワード、自動記帳ソフト『STREAMED』提供のクラビス社をグループ会社化

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お金のプラットフォームを提供する株式会社マネーフォワード(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:辻庸介)は、クラウド記帳サービス『STREAMED』を提供する株式会社クラビス(本社:東京都新宿区、代表取締役:菅藤達也)の発行するすべての株式を取得し、グループ会社化した事を発表した。

クラビスが提供するクラウド記帳ソフト『STREAMED』は、領収書や請求書などアナログデータ(紙の証憑※1)をスキャンするだけで1営業日以内に会計データに変換できる、経理の記帳業務の自動化に特化したソフトウェアとなる。

オペレーターによる入力作業とAIを組み合わせた独自のOCRソリューションによって、手書きの領収書でも99.9%正確にデータ化でき、国内の主要な会計ソフト形式でデータを出力でき、会計事務所での記帳代行だけでなく、個人事業主の確定申告や一般企業の経費精算の自動化など、幅広いシーンで活用されている。

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以下、マネーフォワード社より引用

■グループ会社化により実現すること
(1)記帳業務の全自動化
昨今、電子帳簿保存法改正やスキャナ要件の緩和など、あらゆる業界でペーパレス化が推進されています。一方で、企業の経理業務においては、通帳・請求書・領収書をはじめとするアナログデータのすべてを電子化することは実務上難しく、いまだに何らかのアナログデータを会計ソフトに手入力しているケースが多いのが現状です。
このたびのグループ会社化をきっかけに、『STREAMED』が強みとする「アナログデータの記帳自動化」と、『MFクラウドシリーズ』が強みとする「デジタルデータを活用した記帳自動化」の連携を強化し、記帳業務の全自動化の実現を目指してまいります。

(2)約10倍のマーケットにアプローチ
クラウド型会計ソフトの利用は急速に拡大しているものの、依然として9%にとどまっており、今後の大きな成長が期待される領域です。※3このたびの2社の連携により、今後、クラウド型会計ソフトが普及することにより、現在の約10倍のマーケットへのアプローチが可能になります。

(3)バックオフィス業務におけるAI活用国内No1へ
『MFクラウド会計・確定申告』では、既にAIを活用し、蓄積した仕訳のビッグデータにもとづいた勘定科目提案を実現しています。『STREAMED』においても、蓄積したアナログデータ活用による納期の短縮やデータ入力の正確性の向上を実現しています。今後、これらのデータやテクノロジーを融合することで、バックオフィス業務におけるAI活用で国内No1を目指してまいります。
※1 対応証憑:領収書、請求書、銀行通帳、現金出納帳、クレジットカード明細書

■本件に関するコメント
辻・本郷グループ 会長 本郷孔洋氏
弊社では2014年11月から一部の支社においてクラビス社が提供する『STREAMED』を先行導入してまいりました。2015年4月には、会計事務所の新しいあり方として、人的な制約に依存しないクラウド型ビジネスモデルを取り入れていくため、株式会社クラビスとの資本業務提携に至っています。また、マネーフォワード社が提供する『MFクラウド会計』は、試算表が従来の5分の1程度の時間で作成できる上、月次処理がほぼ全自動で行える大変画期的なサービスです。今後、両社がお互いの強みを活かしより強力に連携することで、会計業界にイノベーションが生まれることを期待しています。

トリプルグッド税理士法人 代表社員 実島誠氏
当社は、マネーフォワード社が提供する『MFクラウドシリーズ』とクラビス社が提供する『STREAMED』を、以前より多くのお客様に活用いただいています。インターネットバンキング等のオンラインデータから仕訳を自動作成することに強みを持つマネーフォワード社と、紙の領収書、請求書等から仕訳を自動作成することが得意なクラビス社とのシナジーは大変大きいものであると確信しています。
両社の強みを活かすことにより、他のシステムでは当面実現できないすべての仕訳入力を無くすソリューションが実現されるでしょう。また、企業においては経理の完全自動化がこれまで以上に進み、会計事務所においては仕訳入力業務の大幅な効率化とキャパシティの増大による顧問先の拡大が期待できます。今後の益々の両サービスの発展を楽しみにしております。