miup社は、2015年よりAI並びにその他ICTを活用した遠隔医療基礎技術開発に取り組み、これまでに問診・検診AIを構成する各種技術の基礎研究や、コニカミノルタ社をはじめとする企業や東京大学などの研究機関との様々な用途における実証実験を進めてきた。miup社は、データを活用した効率の良い医療を目指しており、AI技術の開発を進める他、未だ医療システムが十分に確立していない途上国においてのデータリーチを拡大するため、自らバングラデシュにおいて臨床検査センターの運営を実施するとともに、病院・検査センター向けのデータ管理システムの開発を進めており、これらによって得られる被検査者の日々の健康状態データおよび病院等での確定診断データを統合して解析することで、より正確な健康予測や個別化医療を可能にするAIベースの医療エコシステムづくりを目指している。miup社は、バングラデシュにおける臨床検査センターの拡大並びに医療機関向けデータ管理システムの開発を加速させ、同国におけるデータリーチを獲得し、先行者優位性を生かしたAIベースの効率的な医療エコシステムづくりを加速させていくため、今回の資金調達に至った。