MinD in a Deviceは、技術顧問である渡辺氏の、Science誌掲載論文等をはじめとする意識に関する長年の研究成果に基づき、20年後に人間の意識を機械にアップロードすることを目指す、大学発ベンチャー企業である。意識のアップロードとは、人間の意識を機械に移植し、機械の中で生き続けることを言い、渡辺の著書では、意識に関する仮説をあげた上で、検証方法、そしてアップロードの方法についてまとめ、20 年後の実現を視野に入れている。MinD in a Deviceの AIの利用が期待される領域は、医療・ヘルスケアをはじめ、スマートシティ、自動運転、宇宙・航空など、高度な専門性が必要とされ、かつ市場の成長が著しい分野で、既に富士通株式会社、名古屋大学などと提携を行なっている。今回の資金調達により、TomyK Ltd.代表・鎌田富久氏および東京大学大学院特任准教授/日本ディープラーニング協会理事長・松尾豊氏の協力を得て、機械学習エンジニアの追加採用、研究開発のさらなる推進、および各領域の事業会社との業務提携と事業化を推進していく。