■ 資金調達の目的、背景LeapMindでは、ディープラーニングを電力や通信状況に制約のある環境で実用化するために、ソフトウェアとハードウェアの両面から研究開発を行ってきた。LeapMindが保有する「極小量子化ディープラーニング技術」を用いることで、消費電力など様々な制約があるエッジ端末上でもディープラーニングを動作させることが可能となる。このたび調達した資金は、「Blueoil」のさらなる開発とともに、「Blueoil」をさらにご活用いただけるよう極小量子化ディープラーニング専用の回路を設計し、並外れた低消費電力とかつてない性能を実現するための独自IP(Intellectual Property)の開発、および採用やマーケティング費用に充当する予定。■ 業務提携の目的、背景あいおいニッセイ同和は、日本の大手損害保険であり、コネクティッドカーやドライブレコーダーを活用した先進的な保険商品などの開発を行なっている。LeapMindの保有する技術を活用し、新たな保険商品の開発などを目指していく。また、LeapMindの持つディープラーニングモデルの量子化を活用した「極小量子化ディープラーニング技術」は自動車産業においても要素技術の一つとして用途は今後さらに広がるものと考えている。トヨタとLeapMindは、今回の資本業務提携を機に、共同での開発を加速させ、実用化に向けた取り組みを推進していく。国内外で多様な領域にわたる事業を展開する三井物産は、同社の総合力と国内外ネットワークまたグループ会社および出資先を通じてLeapMindが保有する技術の社会実装が加速されることを期待していると言う。