『マンダム 冷肌ミスト リフレッシュミント』のデザイン開発では、初期段階で『パッケージデザインAI』が活用された。AIで生成された画像を参考に、デザイナーがイラストやデザインを作成し直し、商品デザインを完成させた。これにより、従来2~3週間かかっていた初回提案までを1週間に短縮し、通常の倍以上のデザインを提案することができた。AIを活用することで、短期間で大量の多様なアイデアの創出が可能になり、デザインの方向性を短時間で共有化できるため、デザイン開発の期間を大幅に削減できるという。マンダムでは、通常3か月程度かかるデザイン開発期間を1か月半に短縮した。また、これまでは時間の制約から提案できなかった色や素材の組み合わせを作ることができ、発想のジャンプが可能になるとのこと。AIを活用することで、マーケターやデザイナーの創造性を広げ、より高度化された効果的なデザイン開発を実現できる。マンダム ブランドマーケティング二部の池田氏は、「人と生成AIの協働により、スピードと質の両方を高めやすいことが本サービスの利点」とコメントしている。『パッケージデザインAI』は、テキストを入力するだけで商品デザインの生成が可能。短時間で大量の多様なデザインを生成し、デザインのアイデアの幅を広げることができる。また、打ち合わせをしながら画像を生成しデザインの方向性を議論できるため、合意形成がスムーズになるという。プラグでは現在、飲料、食品、日用品、化粧品など多様なカテゴリーの商品パッケージ開発で使えるよう『パッケージデザインAI』の改良を進めており、本年度中のリリースを予定しているとのことだ。AIとデザイナーの協働により、より短期間で効果的なパッケージデザインの開発が可能になることが期待される。