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生成AIの利用経験者が3か月で2倍に増加【GMOリサーチ】

  • feedy

生成AIの認知度と利用経験者が急増している一方、業務での活用は限定的な実態が明らかになった。GMOリサーチの調査では、生成AIの利用経験者は短期間で約2倍に増えたものの、使い勝手や信頼性への懸念から定着には至っていないことが分かった。

利用経験者は増加するも、活用できていない層が過半数

生成AIの認知度は3か月前より7.5ポイント増の71.1%となり、利用経験者も16.9ポイント増の33.5%に達した。しかし、利用経験者の半数以上が「ほぼ使わない」と回答しており、一回利用しただけで活用が進んでいない状況がうかがえる。企業への普及には、使いやすさと出力の精度・信頼性の向上が求められそうだ。

企業導入も進むが、セキュリティ面の懸念も存在

業務利用での最重要ポイントは「使いやすさ」(45.6%)と「精度・信頼性」(37.2%)とされた。一方、「コスト」「セキュリティ」への懸念も強く、情報漏洩リスクや著作権問題への警戒感が窺える。一方で企業向けツールの利用も増えており、自社カスタマイズへの着手も始まっているとみられる。セキュリティ面の課題解決が、企業における生成AI活用の鍵を握りそうだ。生成AIの普及が業務効率化やイノベーション創出につながるか、今後の動向が注目される。

生成AIの利用経験者が3か月で約2倍に増加する一方、その半数以上が「ほぼ使わない」と回答していた。業務利用で重視されるのは「使いやすさ」「精度・信頼性」だが、「コスト」「セキュリティ」への懸念も根強い。企業導入は進むものの、情報漏洩リスクなどが障壁となっている。生成AIの本格活用に向けては、使い勝手とセキュリティ面の課題解決が鍵を握るのではないだろうか。業務効率化やイノベーション創出に生成AIが活かされるか、その行方に注目が集まる。