コールセンター向けAIセルフボットの進化SBI生命は、コールセンターのオペレーター向けに開発したAIセルフボットに、最新のGPT-4o(omni)を搭載します。このセルフボットは、Amazon Web Services(AWS)の機械学習を利用したインテリジェント検索サービス「Amazon Kendra」にGPT-4を組み込んだもので、2023年7月より運用を開始していました。2024年5月にGPT-4o(omni)が発表されたことを受け、セルフボットのAIモデルを最新バージョンにアップデートします。これにより、検索結果の要約時間がさらに短縮され、顧客対応がより迅速かつ正確になります。この進化により、コールセンターの業務効率が向上し、お客様への対応力が強化されます。 ITサービスデスクのAIオペレーターの強化SBI生命は、ITサービスデスクにおける業務の効率化を図るため、AIオペレーターによる音声自動案内サービスを提供しています。このサービスは、AWSが提供する「Amazon Bedrock」上で稼働しており、2024年1月からはClaude Instantを搭載して運用されていました。しかし、2024年3月にClaude 3 Haikuが発表されたことを受け、AIオペレーターのモデルを最新のClaude 3 Haikuにバージョンアップしました。このアップデートにより、よりスピーディーで正確な自動案内が可能となり、ITサービスデスクの業務効率が一層向上します。これにより、従業員はより迅速に問題を解決できるようになり、全体的なサービスの質が向上します。SBI生命保険株式会社は、2024年7月より生成AIを活用した社内業務サービスをGPT-4o(omni)およびClaude 3 Haikuへバージョンアップします。コールセンター向けのAIセルフボットにはGPT-4o(omni)が、ITサービスデスクのAIオペレーターにはClaude 3 Haikuが搭載され、より迅速で効率的な顧客対応と業務効率化が実現されます。今後、対応業務の範囲を順次拡大し、複数の生成AIモデルを使い分けることで、さらなるサービス向上を目指します。