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勤務先での生成AI活用に対して肯定的な人は否定的な人の2倍以上【GMOリサーチ&AI】

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GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ&AI株式会社(代表取締役社長:細川慎一、以下「GMO-R&AI」)は、保有する国内モニターパネル「JAPAN Cloud Panel」のモニター1,105人を対象に、AIトレンドに関する自主調査を実施しました。本調査は、AIに対する理解を深め、多くの人がAIを活用し、社会の発展に貢献することを目的とした定点調査です。2023年11月に初めて実施し、今回が3回目の調査となります。

生成AIの認知率と利用率の変化

今回の調査結果によると、生成AIの認知率は3か月前と比較して1.0ポイント、利用経験率は0.3ポイントの上昇に留まりました。具体的には、「知っている」と回答した人は72.1%で、2024年2月の71.1%と比較して1.0ポイント増加しました。昨年11月と今年2月の調査では7.5ポイント増加しており、今回の増加幅は小さく停滞気味と言えます。利用状況についても、「使ったことがある」と回答した人は33.8%で、2月の33.5%と比較してわずか0.3ポイントの増加に留まりました。

最も利用されている生成AIツールとその動向

生成AIツールの利用状況について調査したところ、「ChatGPT」が最も利用されている生成AIツールであり、61.8%の回答者が利用していると答えました。「ChatGPT」は3か月前と比較して13.4ポイント増加し、他のツールの利用率が減少する中で顕著な増加を見せました。この増加は、2024年5月13日に発表された新モデル「GPT-4o」の影響と考えられます。この新モデルは、応答速度の向上や日本語能力の向上、API利用料金の半減などの大幅なアップデートがあり、利用者の増加を促したと見られます。

GMOリサーチ&AI株式会社は、国内モニターパネル「JAPAN Cloud Panel」のモニター1,105人を対象にAIトレンドに関する調査を実施しました。調査結果によると、生成AIの認知率と利用経験率はそれぞれ1.0ポイント、0.3ポイントの増加に留まりました。一方で、最も利用されている生成AIツール「ChatGPT」は61.8%の利用率を記録し、3か月前より13.4ポイント増加しました。新モデル「GPT-4o」の発表が利用増加の一因と考えられます。勤務先での生成AI活用に対して肯定的な意見は否定的な意見の2倍以上であり、取引先での生成AI活用にも32.5%が好感を抱いていることが分かりました。