コインテレグラフによると、チェン氏(35才)は2012年にフェイスブックが開催したコーディング技術を競うハッカソンで優勝するほどの凄腕技術者で、仮想通貨関連のプロジェクトでの実績も多い。自身が経営するOTCBTCはOTC取引所としてはアジア最大級だといわれる。今回台湾の統一地方選挙に出馬することにしたのは、「ビジネスを理解している市長を望んでいた」ことがきっかけになったという。「現状8人が市長選に出馬しているがそのうち殆どが60か70才以上だ。これらの候補者は世界で今まさにおこっていることや競争を理解していない。市長に相応しいのは資金と根性、情熱、そしてチームや企業を率いた経験のある人物だ」とし、自身の経歴をアピールしている。チェン氏は同投稿の中で台北を「アジアの中でブロックチェーン都市としてのパイオニア」にする意欲をみせている。具体的にはフィンテック特区や仮想通貨投資銀行の創設を挙げている。台北市はすでにIOTAと提携し市民IDカードの発行などに動いており、スマートシティに向けた取り組みが進んでいる。