コインテレグラフによると、昨年から暗号資産管理サービスを提供し始めた銀行は、ファルコンプライベートバンクがある。しかし。ヒポティーカバンク・レンツブルクCEOのマリアンヌ・ヴィルト氏は、同行がスイスで初めて仮想通貨・ブロックチェーン関連企業に口座を開設したと強調した。ヴィルト氏は企業やイニシャル・コイン・オファリング(ICO)においてマネーロンダリング(資金洗浄)が問題になっていることには気がついていると述べた。マネロン関連のリスクやコンプライアンス問題を調査し、仮想通貨スタートアップと連携する前にはスイス金融市場監査局(FINMA)に報告したと明らかにした。同氏によると、同行は新規顧客の選定には注意を払っており、厳格なデューデリジェンスを経て、受け入れた仮想通貨企業は2社だと言われている。スイスのツーク州は仮想通貨業界の世界的ハブで、クリプトバレーとも言われている。仮想通貨事業が隆盛にある時、銀行の厳格なポリシーは仮想通貨企業を海外へ流出させる。リヒテンシュタインのフリック銀行は2月、仮想通貨への直接投資とビットコイン、ビットコインキャシュ、リップル、イーサリアム、ライトコイン向けのコールドストレージを発表した。リヒテンシュタイン政府は3月、包括的なブロックチェーン関連法を発表している。