LINE、「LINETokenEconomy」における今後の計画、5つの分散型アプリーケション「dApp」サービスについて発表

LINE株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤剛)は、「LINE Token Economy」構想における具体的な仕様や技術に関する記者発表会を開催し、「未来予想」「Q&A」「商品レビュー」「グルメレビュー」「スポットSNS」の領域において、新たに5つの「dApp」サービスの計画を発表した。また、併せてLINE独自の仮想通貨である「LINK(海外向け)」が、10月16日(火)に、グローバルの仮想通貨交換所「BITBOX」にて、取扱を開始する。
独自経済圏「LINE Token Economy」を始動し、共創経済の構築へ
「LINE Token Economy」は、LINEが独自に開発したブロックチェーンネットワーク「LINK Chain」を基盤(メインネット)として「LINKエコシステム」を構築し、サービス提供者とユーザーの関係をよりフラットにし、ともに成長していくことができる共創係を目指すトークンエコノミー構想である。
ユーザーは、本日発表した新たな「dApp」サービスや、今後この「LINKエコシステム」へ参加する既存のLINEサービスに登録・利用すると、そこでのアクション内容やサービスへの貢献レベルに応じ、インセンティブとして独自の汎用コイン「LINK Point(日本向け)」や「LINK(海外向け)」を獲得することができる。
なお、現在開発者用キットの公開準備を進めており、2019年中を目処にLINE以外が提供するサービスも参加可能となる予定。これによって、サービス提供者側は、多くの時間とコストをかけて独自でブロックチェーンネットワークやトークンエコノミーを開発・構築する手間をかけることなく、トークンエコノミーを導入することが可能となる。
日本国内の居住者のユーザーに向けた「LINK Point(日本向け)」は、「LINKエコシステム」に参加する他の「dApp」サービスで使用できるほか、「LINEポイント」に交換して、1ポイント=1円として、国内にて利用可能な「LINE Pay」での決済やLINEサービスでの購入・決済時に利用できる。
今回、LINEでは「dApp」サービスを通して「共創関係」を実現させるべく、「未来予想」「知識共有」「商品レビュー」「グルメレビュー」「スポットレビュー」の5つカテゴリでの「dApp」サービスを開発している。その中でも、未来予想サービス「4CAST」と知識共有プラットフォーム「Wizball」は、β版を9月より先行公開されている。
1. 知識共有プラットフォーム「Wizball」概要
「Wizball」は、知識共有のためのQ&Aプラットフォーム。LINE独自のブロックチェーン(LINK Chain)を基盤とし、サービスの価値向上に貢献したコミュニティメンバーと価値を分かち合うことでインセンティブが付与され、ユーザー同士がよりよい情報共有環境を創り上げていくことを目指す。
2. 未来予想プラットフォーム「4CAST」概要
「4CAST」は、コミュニティ内で未来に起きることを予想して楽しむプラットフォーム。参加ユーザー一人ひとりの知識や知恵をもとにみんなで予想し合うことで、より精度の高い未来予想ができるようになる。サービス内でのアクションを通して、サービスの価値向上に貢献したユーザーは、LINK Pointをインセンティブとして得ることができる。
3.商品レビュープラットフォーム「Pasha」概要 ※2018年 ローンチ予定
「Pasha」は、身の回りにある様々な商品の写真を撮ることでレビュー・検索できるプラットフォーム。調べたい商品の写真を撮るだけで「Pasha」のデータベースから商品情報を検索することができる。データはユーザーが投稿した情報で構成されており、投稿・レビューなどのアクションをしたユーザーには、インセンティブが付与される仕組みとなっている。
4.グルメレビュープラットフォーム「TAPAS」概要 ※2018年 ローンチ予定
「TAPAS」は、日本全国にある飲食店の情報を共有することができるグルメレビュープラットフォーム。ユーザーは、実際にお店に訪れた際の“レシート”をカメラで読み込むことで「評価」「コメント」「写真」などを投稿できるので信頼性の高いレビューとして共有される。投稿・レビューなどのアクションをしたユーザーには、インセンティブが付与される仕組みとなっている。また、店舗情報や食べたメニューは、レシート読取り時に自動的に反映される。
5.ロケーション SNS プラットフォーム「STEP(仮)」概要 ※2018年 ローンチ予定
「STEP(仮)」は、レジャーや旅行などで訪れた場所の思い出を共有するSNSプラットフォーム。アップした写真に位置情報とタグを入力することで、旅行の思い出をBOOKとしてまとめることができる。また、そのBOOKを公開すれば、旅行情報として他のユーザーと共有することができ、閲覧されればされるほど、BOOKの評価が上がりインセンティブを受け取ることができる。
