三木谷が展開する「車椅子ルートマップ」と、利用者同士でポイントを贈り合うことができる「そうペイ」システムを用いて、恵比寿駅周辺の50店舗の協力を得て、感謝経済圏を形成する「感謝の可視化」の実証実験を行う。店舗利用者は「そうペイ」システムをスマートフォンアプリからQRコードを用いて簡単に利用でき、協力店舗で良いサービスを受けた際に店舗にポイントを贈ることができる。店舗が得たポイントは恵比寿駅周辺の「車椅子ルートマップ」上に可視化される。店舗はためたポイントを「OK-チップ」に交換するか、「OK-チップ」としての寄付が可能。この寄付は一定数たまった段階で、マッチングギフト的に同社を含む協賛企業により、他の駅周辺の「車椅子ルートマップ」製作に活用していく。
本実証実験を踏まえながら、両社では、システム連携の強化を含め、地域内での「OK-チップ」の普及についてさらに検証と検討を重ねていく予定となる。
また、「そうペイ」システムは2021年に開催される世界的なスポーツ大会である「ワールドマスターズゲームズ2021関西(WMG2021関西)」と合わせて推進されるTSUNAGUプログラムにも登録されている。「そうペイ」システムは障害者が健常者に手助けを受けた際に感謝の気持ちを手軽に贈ることができることを設計思想としており、「OK-チップ」と「そうペイ」システムの連携を深めることにより、障害者スポーツ大会周辺での助け合いなど、様々な場面への感謝経済圏の拡大を目指していく。