コインテレグラフによると、GUSDについてはLiquid上で、まず初めにBTC/GUSD、ETH/GUSDの二つの通貨ペアから取引が開始され、今後他の仮想通貨ペアも追加していくとのこと。QUOINEにとってステーブルコインの取り扱い開始は今回が初めてとなる。QUOINE側はリリースの中で「ボラティリティが大きな問題となっている仮想通貨マーケットにおける防衛手段となるだけでなく、プラットフォーム間で簡単かつ安全に資金を移動することも可能になる」と述べている。またLiquidにおける流動性の向上のため、ジェミニ社の流動性を活用していくことも発表した。QUOINEが世界中の仮想通貨取引所の流動性を束ねる「外部ワールドブック」にジェミニをパートナー取引所として加える。日本円版ステーブルコインも検討しており、QUOINEの栢森加里矢CEOは、リリースの中でQUOINEによるステーブルコイン発行の考えも明らかにしている。「私たちは現在、GUSDと同じく法令を遵守した形での日本円版ステーブルコインの発行の検討に着手しております」日本円版ステーブルコインについては、GMOインターネットが10月に「GMO Japanese Yen(GJY)」の構想を発表している。まずは2019年度にアジア地域で発行する計画で、GMOの熊谷正寿会長は「テザーの日本円版にしたい」と語り、GJYを海外の複数の取引所で上場させていく考えである。