スイスの財務大臣が、既存の法律に則ったブロックチェーン規制を否定
2018年12月4日にベルンで行われたブロックチェーン会議において、スイスの財務大臣であるUeli Maurerは既存の法律に則ったブロックチェーン規制を否定した。
Swiss Minister of Finance Maurer rejects a possible blockchain lawhttps://t.co/k8eP50eYYJ
— Cointelegraph (@Cointelegraph) 2018年12月4日
Maurer 氏によると、スイス政府はブロックチェーンおよび仮想通貨の法的枠組みの代わりに、新しい技術とその経済的応用を認めるために、既存の法律を微調整させることを計画している。政府は来年に6つの法律を調整することを提案した。
しかし氏はこれまでの活動の中で、フィンテックの分野でスイスが直面している課題に気づき、以下のように述べた。
ロンドンはすでに我々よりはるかに先を行っている。またシンガポールや上海のような中心も激しい競争相手だ。
一方で氏は言及していないものの、隣国のリヒテンシュタインはすでに立法の面でスイスの先を行っている。
8月、地方政府は、信頼できる技術(VT)に基づく取引システムに関する法律である「ブロックチェーン法(Blockchain Act)」の草案を発表した。これは現在、専門委員会によって検討されている。法律は2019年に採択される予定だ。
アメリカも法整備を進めており、今後世界的にどよのうな規制が行われるのかが注目される。
