ユニセフ・イノベーション・ファンド、ブロックチェーン技術で問題解決を目指し6社に投資

ユニセフ(国連児童基金)は、ブロックチェーン技術を用いて世界的な課題を解決することを目的に、ユニセフ・イノベーション・ファンドを通じて途上国や新興国の6社に対して投資を行うことを発表した。
ユニセフ・イノベーション・ファンドはAtix Labs、Onesmart、Prescrypto、Statwig、Utopixar、W3 Engineersの6社に対し、上限10万米ドルの投資を行う。
世界50カ国、100件以上の申請の中から選ばれたこの6社は、保健ケアの実施における透明性、手の届く価格での携帯電話サービス、社会的影響のあるプロジェクトへの資金や資源の融資といった、世界的な問題に対するプロトタイプやシステムの構築に取り組み、現在すでにファンドが投資を行っている、データ科学や機械学習、バーチャル・リアリティ、ドローンといった分野に携わるテクノロジースタートアップ企業20社に加わる。
これらの投資は、組織の効率を上げるためのスマートコントラクトを用いて、分散型の意思決定プロセスを作成し、アメリカやユニセフの活動する国々で分散台帳技術(distributed ledger technology:DLT)の知識を育み、理解を促すためのユニセフの大規模なブロックチェーンプロジェクトの一部である。
