市場の不況にもかかわらず、仮想通貨関連のM&Aは新記録を更新
投資家向けの財務データベースであるPitchbookによってForbesに提供されたデータによると、2018年に米国で記録的な5億5900万ドル相当の仮想通貨関連のM&A取引が行われた。2010年には3億5,300万ドルの取引が記録されているのと比較するとおよそ1.5倍まで増加している。
市場の不況にもかかわらず、仮想通貨関連のM&Aは新記録を更新
仮想通貨の累積時価総額は2018年の過去最高額である813億ドルから130億ドルまで歴史的な速度で急落した。
一方で仮想通貨市場の不況にもかかわらず、仮想通貨関連のM&Aは新記録を更新している。
2018年2月にCircleが仮想通貨取引所であるPoloniexを4億ドルで買収。これは史上最大の仮想通貨関連の買収であった。
同じく昨年、Coinbaseがタスクプラットフォームを1億2000万ドルで購入し、ブロックチェーン分析会社Blockseerを1480万ドルで購入、さらにビットコイン税会社Node40が1470万ドルで購入した。
これまでのところ、2019年はブロックチェーンM&Aにとって新たな記録を樹立する年になりつつある。
仮想通貨取引所のKrakenは、英国に本拠を置く仮想通貨の先物プラットフォームであるCryptoFacilitiesに1億ドル以上を費やた(正確な数は明らかにされていない)。CoinbaseはブロックチェーンAPIのスタートアップBlockspringを非公開で買収。そしてFacebook社は、スマートコントラクトのスタートアップChainspace社を買収。この買収の金額は公開されていない。
参照元:Forbes
記事執筆
塚田愼一
