しかし症状が悪化してからでは手遅れになる危険性もあり、事前に予防できていたならば避けられた病気もあるのが事実だ。定期的な検診や、生活習慣の改善をもって、病気になる前に予防をするのが「予防医療」と呼ばれる分野であり、近年注目を集めている。ホリエモン氏も「予防医療」に注目しており、氏は一般社団法人「予防医療普及協会」のメンバーとして活躍している。
「予防医療」は「高齢化社会」と密接な関係にある。「平均寿命」と比較されるのが「健康寿命」だ。「健康寿命」とは病気などで生活に支障をきたさない期間のことをいう。下のグラフをみると、健康寿命と平均寿命の間に10年前後の差がみられる。
誰もが高齢になっても明るく元気で過ごしたいものだ。予防医療はこの「健康寿命」と「平均寿命」の間の差を縮めるとして注目を集めている。
病院に来る患者さんの多くは、症状が重くなってから病院に来ることが多い。もっと前に病院にきてくれたらまだまだ救えた命があると語るのは、MBS社取締役であり、アメリカで救急救命医として働く島田舞氏だ。島田氏は今年のはじめに行われたMBS社の説明会において、血液検査を実施すれば症状が悪化する前に予防することができると強く語った。
「私は普段アメリカのサンフランシスコで救急救命医として働いております。一瞬の判断が患者の生死を決めます。生死のギリギリのところで働いていますと命の儚さや、また医師としてできることの限界を感じざるを得ません。医師としてできることは唯一、眼の前の患者さんに最善を尽くすことだけです。できるだけ多くの方々に日々の検査が大事だということを伝えていただきたいです。一人でも多くの方が検査を受けることで、みなさんの健康が変わっていくと思います。」
MBS社は従来よりも簡単で便利な血液検査を開発することで予防医療を促進する。同社の取り組みは大きく分けて2つある。1つが新型微量採血デバイスの開発、もう1つが次世代の健康維持サービス「Lifee」の開発・運営である。
従来の血液検査は上腕から約6ml以上の採血が必要だった。しかし、同社が開発した新型採血デバイスは指先から採血を行い、わずか0.06mlの採血ですむ。これは目薬一滴ほどの量で、従来のおよそ100分の1だ。
採血量が減って検査結果に影響がないか心配になる方もいるだろう。しかし安心してほしい。同社の採血デバイスで検査をしても、従来の病院で行う検査とほぼ変わらない精度で結果がでるということがわかっている。
この精度検証の結果は、日本臨床検査医学会誌「臨床病理」2017年3月号に論文掲載されている。
新規採血用具によって採取した【指先からの微量血】と通常の静脈血を試料とする血液検査値の相関について
血液検査に必要な器具をワンパッケージ化した「MBS微量採血キット」は使い捨ての器具で構成され、必要な血液がわずかで済むことで手軽にどこでも使用できる。この利便性があれば、健康診断を受ける暇がないサラリーマンや、地方で近くに病院がない高齢者の方の健康管理などが行えるようになり、健康維持が促進される。
「わずかな血液が健康の未来を大きく変える」をコンセプトとしたLifeeサービスは、ブロックチェーンを用いた次世代ヘルスケアプラットフォームである。ブロックチェーン技術によって、血液検査データをより安全に管理すると同時に、検査データを様々な医療、健康関連サービスに幅広く活用する。また、利用者自身が健康データを管理することで、利用者の医療データの価値を高める。
実際に記者もLifeeサービスを体験してみた。検査キットは非常に小さく、持ち運びにも向いていると感じた。また操作自体も指先に針を指し、血を採取するといった非常に簡便なものであった。針を刺す際の痛みも少なく、この手順はすべて説明書に書いてあるとおりに行えばよくわかりやすい。
MBS社は「予防医療」をより促進するために同社100%の子会社でシンガポール法人であるMBS ASSET MANAGEMENT PTE. LTD.がMBSコインを発行している。MBSコインはユーティリティトークンとして、MBS経済圏の中でさまざまなサービスに対する決済手段となることを目指している。検査結果を個人情報と切り離しブロックチェーン上にアップして医療データの価値を高め、ユーザーに還元できるトークンエコノミーの構築を目指す。
MBSコインはすでに仮想通貨取引所 “BCEX Global”への新規上場が行われており、今後はさらなる取引所への上場の話も進んでいるようだ。
同社はLifeeサービスによってトークンエコノミーの実現を目指す。例えばMBSコインは微量採血を行う際の支払いに利用できたり、微量採血を行ったユーザーにはインセンティブとしてMBSコインが付与され、そのコインは次回行う微量採血にも使用できたりといった事が考えられている。
これらはLifeeサービスを利用する動機付けにもなるので、より一層トークンエコノミーの実現に近づいていくきっかけのひとつになるであろう。今後さまざまなMBSコインの利用方法を検討しており、内容に関しては決まり次第順次発表されるとのことなので注目をしておきたい。
また、今後はスポーツジムや調剤薬局などとも提携し、その場で微量採血のサービスを行える施設を拡大していく予定だ。すでに日本国内に17ヶ所の採血施設がある。実際にプロジェクトが広まって採血施設が増えていけばMBSコインを利用できるサービスや場所も増えていくので、MBSによるヘルスケアの促進を基盤としたトークンエコノミーが確実に生まれてくるだろう。その他に企業内での利用も広まっている。
超高齢化社会において、病気になる前に検査を行い病気を予防する「予防医療」は重要になっていくだろう。従来の血液検査よりも簡便に、そして自宅でも採血が可能になるとすれば、マイクロブラッドサイエンス社の取り組みは革新的なものと言える。
各自が自身の健康状態を把握し、生活習慣を改めていくことができれば、人々が笑顔で長生きできる社会になる。実際にラボが設置され、提携先も増えているという点でMBS社は非常に中身のあるプロジェクトということができる。事業内容からしてもトークンエコノミーの実現に最も近いプロジェクトの一つになると考えていいだろう。今後のマイクロブラッドサイエンス社の動きに注目したい。
企業名:株式会社マイクロブラッドサイエンス(Micro Blood Science Inc.)
ホームページ:http://www.microbs.jp
ICO 公式ページ:https://mbsico.com
代表取締役:岩澤 肇
取締役 医師:島田 舞
所在地:〒101-0032東京都千代田区岩本町2-14-8山本IIビル
設 立:2006年6月17日
Twitter:https://twitter.com/mbs_ico(@MBS_ICO)
Facebook:https://www.facebook.com/MicroBloodScience/
Telegram:https://t.me/joinchat/G96_UkxnxMeMhNCsGajR4w
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC8OKtsIuzQecpZRoOSUMGqQ
参照元:
http://www.yobou-iryou.jp/index.xhtml
https://yobolife.jp/
当サイトに掲載されている情報は、プロジェクトの概要をご理解いただくことを目的として、細心の注意を払って掲載しておりますが、その正確性、完全性、有用性、安全性等について、一切保証するものではありません。
当サイトに掲載されている情報のうち、法令について記載したものがありますが、当サイトは、利用者に対し、法的助言を提供するものではなく、また、弁護士資格を有する者が執筆・監修したものではありません。その正確性、完全性、有用性、安全性等について、一切保証するものではなく、法的事項については、弁護士資格を有する方に御相談ください。
当サイトに掲載されている情報は、いかなる情報も投資活動の勧誘や特定のプロジェクトへの投資の推奨等を目的としたものではありません。
投資等に関する最終ご判断は、読者様ご自身の責任において行われるようお願いいたします。
なお、本情報を参考・利用して行った投資等の一切の取引の結果につきましては、当社では一切責任を負いません。
当サイトに掲載されている情報のうち、過去または現在の事実以外のものについては、執筆時点で入手可能な情報に基づいた当社の判断による将来の見通しであり、様々なリスクや不確定要素を含んでおります。
つきましては、実際に公表される業績等はこれら様々な要因によって変動する可能性があることをご承知おきください。