LCNEM、月額定額制で独自ブロックチェーンを開発代行するサービスを発表

株式会社LCNEM(京都市、代表取締役:木村優)は、月額定額制で「Cosmos SDK」を使ってブロックチェーンそのものを開発代行するサービスを発表した。
【サービス内容】
「Cosmos SDK」技術を活用し、クライアントのニーズに合わせた独自ブロックチェーンの開発・保守運用の代行を行う。また、クライアントのニーズを掴むために、コンサルティングも行う。
本サービスにより、独自ブロックチェーンの開発発注などに数百万円も支払う必要はないと言う。
【活用する技術】
「Cosmos SDK」という独自のブロックチェーンを開発するソフトウェアフレームワークを活用。
【従来のブロックチェーン開発・実証】
いままでブロックチェーンの開発・実証といえば、EthereumやHyperledger Fabricといった既存のブロックチェーンパッケージに、「スマートコントラクト」と呼ばれるプログラムを搭載することで行っていた。
しかしながら「Cosmos SDK」を使えば、ブロックチェーンそのものを開発できるため、理想の要件に柔軟に対応することができるようになる。
【Cosmos SDKの強み】
「Cosmos SDK」は今後「IBC」というプロトコルに対応。IBCはInter Blockchain Communicationの略で、異なるブロックチェーン(台帳)同士でも、アセットを送信することができるようになる機能である。つまり企業のプライベートチェーンと、様々なパブリックチェーン間に相互運用性をもたせることができる。Cosmos SDKを使えば、EthereumやHyperledger Fabricよりも、簡単にIBCに対応することが可能になる。
【実現可能な未来】
従来の「ブロックチェーンの開発・実証は100万円以上積んでからがスタートライン」という時代は過ぎ去る。誰もが少ないコストでブロックチェーンを活用することが可能だ。
【LCNEMがやる意味】
LCNEMは、国内でいち早く「Cosmos SDK」の研究にとりかかり、今ではCosmos SDKを使って作ったブロックチェーンのREST APIクライアントライブラリも開発している。現在、このライブラリをCosmos公式に提案すべく、動いていると言う。また、CEO,CTOの木村は、Cosmosの日本コミュニティ「Cosmos Japan」のイベントにて、常連の登壇者となっている。このようにLCNEMは国内でもCosmosに関して知見を有する企業の一つである。
【費用】
見積もり・初回相談:無料
開発:月額9万円
運用:月額2万円×ノード数
詳しくはウェブサイトより。
https://lcnem.com/services/dlt-subscription
