【 自己主権型/分散型アイデンティティー領域における共同研究の概要 】
1. 実施内容、実施時期
(1)実施内容:
・自己主権型/分散型アイデンティティープラットフォーム共同開発の検討
様々な事業者が保有するユーザーID情報を、ユーザー自身のコントロールの下、事業者間でセキュアに連携可能にするプラットフォームの共同開発について検討。
・プラットフォームを活用した新サービス・ビジネスの検討
事業者が持つユーザーID情報を相互に連携することによって、社会に貢献できるサービス・ビジネスモデルについて検討。
(2)実施時期:
2019年10月10日から1年間(予定)
2. 両社の役割
(1)JCB
JCBが保有する決済や認証機能と、事業者間の資金精算などの運営スキームの知見を活用し、事業者が保有するID情報を相互に連携した新サービスやビジネスモデル、オペレーションモデルを検討。
(2)富士通
株式会社富士通研究所(注5)の「IDYX」と、富士通のブロックチェーン技術に関するシステム開発、運用の知見を活かし、自己主権型/分散型アイデンティティープラットフォーム構築を推進。
【 今後 】
両社は、2020年度中の自己主権型/分散型アイデンティティープラットフォームの実用化を想定し、各事業者が持つ機能やサービスを、業種や業界を超えて相互・横断的につなげ、安全・安心にオンライン取引などを行えるデジタルエコシステムの実現を目指し幅広く協業を進めると言う。
【 商標について 】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標である。
【 注釈 】
(注1) 株式会社ジェーシービー: 本社 東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長 浜川一郎。
(注2) 富士通株式会社: 本社 東京都港区、代表取締役社長 時田隆仁。
(注3) 自己主権型/分散型アイデンティティー: 事業者などの第三者から提供されたID情報(アイデンティティー)を本人の意思で安全に開示することができる仕組み。
(注4)「IDYX(IDentitY eXchange)」:株式会社富士通研究所が開発。オンライン上の取引に関わるサービス事業者や利用者に対して、取引相手の本人情報の真偽を判断可能なアイデンティティー流通技術。詳細は、2019年7月4日の富士通研究所プレスリリース「オンライン取引相手の信用を判断可能にするアイデンティティー流通技術を開発」(https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/07/4.html)。
(注5) 株式会社富士通研究所:本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 原裕貴。
プレスリリースPDF版はこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d11361-20191010-8166.pdf
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