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mijinCatapult(v.2)を活用したオンライン医療ソリューション「楽医」開発プロジェクトを始動

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テックビューロ ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:朝山 貴生、以下「テックビューロ ホールディングス」または「当社」)は、株式会社HealthCareGate(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:保田 浩文、以下「HealthCareGate」)と共に当社が今年6月に公開した次世代型ブロックチェーン構築プラットフォーム「mijin Catapult (v.2)」を活用したオンライン医療ソリューション構築に向けた開発プロジェクトを開始した。

背景

現在、日本の医療を取り巻く環境は多くの問題を抱えている。超高齢社会を背景に医療費は膨らみ、抑制策として打ち出された院外処方による医薬分業も結果的に患者負担を増やし財政の圧迫は解消できず、さらには医師、薬剤師それぞれが持つ専門性を地域医療に対して十分に発揮できているとは言い難い実情がある。

厚生労働省は過去最大となる32兆351億円の予算案を提出し、人生100年時代を見据えた全世代型社会保障の基盤を強化し、国民が安心して医療・介護を受けられるよう取り組むことを宣言している。これは従来声高に叫ばれていた単なる医療費削減を目的としたものでなく、国民の健康増進に対して必要な費用は適切に提供していく改革姿勢を明言化したものと言える。医療を提供する側は今後、これまで見えていなかった部分が見える化されるため、適切な医療体制の構築や費用の削減を検討しやすくなる時代に突入すると考えられる。

医師によるオンライン診療が解禁されるとともに、薬剤師によるオンライン服薬指導も解禁の流れにある現在、電子上での医療専門家資格の証明や処方箋の取り扱いに加え、患者様自身の証明が重要になっていく。

HealthCareGateではそのような状況を鑑み、医療の見える化、患者様と医療従事者双方の負担軽減、さらに医療従事者の働く環境改革を目的としたオンライン医療ソリューション「楽医」開発プロジェクトを発足した。当社は同プロジェクトに参画することにより、慢性期疾患を患う現役世代の2次予防サポートや複数科を受診される患者様の多剤重複服用や残薬問題などの課題解決に取り組んでいく。

今後は、医療機関と薬局間の薬剤情報の共有と医師、薬剤師間の協働を促進するため、電子処方箋管理ソリューションの開発を進め、関連省庁、地方自治体、関連職能団体、製薬会社等と連携しながら本年度内の実証実験、来年度の社会実装を目指していくと言う。

目的

データの改ざんを防ぎ、耐障害性と可用性に優れ、取引の自動化・透明化を実現するブロックチェーンの特性を活かし、処方箋に紐づく個人情報を保護しつつ診療録管理、薬歴管理、医薬品の流通経路、残薬確認、薬剤師による服薬指導実績等を記録管理することで、過剰な処方や重複投与等を防ぎ、エビデンスに基づいた健康増進と医療費削減、医師、薬剤師の技術向上・働く環境改善に寄与する。

<プロジェクト概要図>

<楽医アプリ画面イメージ>

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