“顔出OK“で、業界最高水準13.5円(※)の買取!ブロックチェーンを活用し「顔の見える」PtoP卒FITプランを発表

エネルギー・イノベーション・ベンチャー、みんな電力株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:大石 英司)は、ブロックチェーンを活用した独自のシステムを開発し、個人が自宅で発電した卒FITでんきを、好きな企業や団体に供給できるマッチングサービス『顔の見えるPtoP卒FITプラン』を、2019年11月1日(金)より開始した。
(※13.5円は、東京電力エリアでの買取価格)
自宅で発電した卒FIT後の“でんき”を好きな企業や団体を選んで供給
同社が開始した『顔の見えるPtoP卒FITプラン』は、ブロックチェーンを活用した独自の電力流通プラットフォーム「ENECTION2.0」を使用し、個人が自宅で発電した卒FITでんきを企業とマッチングさせ供給できる新サービスである。
卒FITでんきの供給先には、RE100企業など再エネ利用に積極的な企業や、事業や商品が好きな企業を選ぶことが可能で、売電額に応じて企業・団体から返礼品を受け取ることもできることが特徴である。

現在、『顔の見えるPtoP卒FITプラン』への参加企業・団体は、株式会社TBSテレビ、株式会社TBSラジオ、株式会社丸井グループ、三菱自動車工業株式会社、パタゴニア日本支社、公益財団法人横浜YMCA、社会福祉法人福祉楽団、大地を守る会、ステップアップ塾の9社で、今後随時追加予定。
卒FIT後の不安を解消する画期的なサービス
卒FITでんきは、国による固定価格買取制度(FIT制度)による買取期間が満了した家庭用太陽光で、2023年度までに165万件、約670万kW(設備容量換算で原子力発電所6基分相当)が発生すると見込まれ、既に多くの電力会社が買取サービス・価格を公表している。
同社では、卒FITでんきを単なる電気としての価値にとどめず、新しい電気のあり方を象徴するものと受け止め、本サービスを開始した。これまで電気の消費者でしかなかった個人が電気の生産者にもなり、自分が好きなところに電気を供給することができるようになる。まさに、“電力生産者である個人が、自由にサスティナブルな企業・団体を選び、電力を供給できる”時代をけん引するサービスと言える。
本サービスは、同社が掲げる企業理念「みんなで電気を創り、みんなで電気を選ぶ」社会の実現に向けた、さらなる一歩と言える。
同社は創業以来、「顔の見える電力」をコンセプトに、生産者の顔の見える再生可能エネルギー由来の電気を、丸井グループやTBSラジオ、パタゴニアなどの再エネシフトにチャレンジする多くの企業に提供してきた。昨年12月には、ブロックチェーンを活用した独自の電力トレーサビリティプラットフォーム「ENECTION2.0」を発表し、「ブロックチェーン×電力」領域における、世界で初めての商用化も実現。
『顔の見えるPtoP卒FITプラン』もこの「ENECTION2.0」プラットフォームを活用したサービスになる。
【買取価格一覧】
買取価格は大手電力会社と同額に設定。また、先着500件まではさらに「+5円」を上乗せし、業界最高水準(※1)となっている。

※1:8/21現在、当社調べ。買取のみのシンプルプランでの比較。
※2:買取価格は消費税10%を含んだ金額
【本サービスへのお申込み方法】
本サービスへのお申込みは専用ウェブサイト(https://minden.co.jp/afterfit/)にて開始。さらに、住宅用太陽光を多く手がける京セラ株式会社と協力し、卒FITを迎える多くのお客さまへ周知していくと言う。

RE100企業なども顧客の卒FITでんきで再エネ比率を向上
本サービスはRE100加盟企業など再エネ電気へのシフトを目指す企業にとっても、顧客の卒FITでんきを活用し、自社需要の再エネ比率を増やせるというメリットがある。また、顧客から卒FITでんきの供給を受けることで、電気を通じた顧客との接点が生まれ、自社商品・サービスの紹介など、自社のビジネスチャンスに繋げることもできる。
加えて、自治体にとっても、卒FITでんきは貴重な「地域の再エネ資源」であり、当社の本サービスを活用することで、住民の卒FITでんきで自治体の再エネ比率向上に繋げることが可能となる。世田谷区など市区町村内の家庭の卒FITを活用して再エネ化を目指す自治体にも本サービスを広げ、日本全国に再エネ100%自治体を広げる支援をしていく。
(参考:せたがや版RE100 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/011/003/d00181957.html)

より自由な、よりフェアな、そして、より楽しい電力市場の創出へ
同社では「世界の電力市場に、選べる自由と楽しさを!」をコンセプトに、より多くの方が電力作りに参加でき、そして「顔の見える電力」によって、誰もが好きな電力を選べるサービスを構築してきた。本サービスによって、電力を生産できるようになった個人が自由に電力を販売できる時代がいよいよやってくると見込まれている。
今後も同社は、電力だけにとどまらず、みんなが富を創出し、みんなが楽しみながら、社会課題解決に貢献できる「ソーシャルアップデート」をコンセプトに事業創出に取り組んでいくと言う。
