ブロードキャストとは?
世界に取引を公開するブロードキャスト
ビットコインでは発行体や中央管理組織がなく、取引の監視や規制をする機関なども設けられていない。
では、どのように取引が行われ、信頼性が保たれているかといえば、コンピュータープログラムによるシステムと、ネットワーク上に参加する多くのユーザーやマイナーによる検証と確認となる。
ブロックチェーンという取引履歴を示したネットワーク上の台帳のようなものが存在し、マイナーが取引の署名を確認して承認すると新たなブロックに追加される。
誰かにビットコインを送金したい、決済のための支払いをしたい際に送信先のビットコインアドレス宛てに作成した取引データを、承認を得るためにネットワーク上に送信することをブロードキャストと呼んでいる。
一瞬で全世界に張り巡らされたネットワーク上に公開され、ビットコインのシステムに参加しているすべての参加者が閲覧することができる状態になる。
つまり、監視する中央組織はありませんが、世界中の全ての参加者がどのアドレスでどんな取引が行われているかが分かることになり、過去の取引も全て記録、閲覧ができる状態になっている為全員監視、相互監視のシステムで信頼性が担保され、安心の取引が続けられるのである。