アドレスとは?
毎回変えると安心のビットコインアドレス
ビットコインアドレスはビットコインの送金に必要な銀行振込でいうところの口座番号にあたるもので、1または3から始まる27文字から34文字の英数字の羅列で、公開鍵から生成される。
ビットコインを家族や友達に送金したい、商品の購入代金の支払いなどに利用したいという場合、送付元のビットコインアドレスの秘密鍵を有していることを前提に、送付先のビットコインアドレスを指定しして金額を指定し、送信する。
署名が1つ求められる従来仕様のビットコインアドレスは1で始まり、複数の署名が必要となるセキュリティーをより高めたマルチシグアドレスの場合は3から始まることになっている。ビットコインアドレスはバイナリデータを58文字で表現するBase58というフォーマットで作成される。
Webの世界で知名度の高いフォーマットであるBase64との違いは数字の「1」と小文字のエル「l」のように、いずれであるか判別しにくく、迷いやすい文字が除外されたフォーマットとなっており、実際にも小文字のエルは使用できない仕様となっている。
なお、ビットコインアドレスによる取引情報はネットワーク上で全世界の参加者が閲覧でき、過去の取引も確認できるため、プライバシー保護の観点からは取引の度に新しいビットコインアドレスの生成が推奨されている。