ハッシュレートとは?
ハッシュレートの加熱競争が激化し続ける
ハッシュレートはパソコンをはじめとする高速計算機などのマシンの計算力がどのくらいかを示す測定単位のことで、hash/sは1秒間に1ハッシュの計算ができるということを示す単位となる。
K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)のレベルまで計算ができるようになっており、たとえば、10TH/sなら1秒あたり10兆回にのぼるハッシュの計算を行うことができることを意味している。
そもそもハッシュというのが、あるデータを変換して得られる固定長のデータのことを指しており、ハッシュはデータを一方向にしか演算できないため不正防止に適し、サイト上のパスワードは運営する事業者に分からないようハッシュ化されて保存されるのが一般的となる。
ビットコインでも至る所でハッシュが用いられており、特に採掘の作業においては、ハッシュを計算する効率で他を圧倒するほど報酬が得られるため、ハッシュ計算に特化したハードウェアの開発まで行われている。
そのため、ハッシュレートは採掘速度とも呼ばれ、採掘速度と採掘難易度から採掘量を求めることや、マシンのレベルによってハッシュレートがおよそ決まってしまうことから、採掘を行うマシン選びの指標として用いられている。