黒字達成時期が不透明な赤字企業の場合は、VCからの追加資金調達は非常に厳しくなります。
投資を受ける場合は、マーケットリサーチを十分に行い、研究開発投資の成果を早く見せる必要があります。
ビジネスプランも固定費はできるだけ減らし、なおかつアウトソーシング化できるモデルが望ましくなります。
VCファンドのポートフォリオの半分以上は塩漬け状態です。
最近はIPO確率も下がり、投資資金を元本以上で回収できるかどうかが、
ファンドパフォーマンスに大きく影響します。
商品サービスがブレイクすれば元本以上での投資回収ができます。
それまでは営業黒字状態で、起業家も投資家も忍耐が求められます。
IPOには勢いが必要です。
そしてそのタイミングを逃さない事です。勢いに上手く乗る事が大切です。
上場準備を専門家にアウトソーシングすれば、一気にIPOをする事ができます。
上場基準が緩和されて、証券会社や監査法人も短期間でIPOするスタイルに積極的になりました。
IPO市場は、社数は増えていますが、大きなうねりはまだ来ていません。
全国の事業計画発表会を通じて見る限りでは、足腰の強いベンチャー企業が随分と育ってきました。
3.11以降、安定志向が強まった感はありますが、そろそろ成長の芽に投資する時期がきたようです。