とはいえ、新規事業という不確定要素の多い領域で、資料作成でも、アクションでも、システム開発でもなく、主に対話のみとなるメンタリングで適切に価値提供を行うには、その領域においてかなり広範囲に渡る知識や経験・ノウハウ等が無いと難しく、メンターとして一定以上の価値が出せる人はかなり稀少な存在である。メンタリング単体でバリューを出せるようになるには相当な習熟度が必要となるため、一足飛びでそこまで行くことは難しいのが事実だ。そのため、現状は完全に需要に対して供給が不足している状態であり、メンターを探す方法を強いて挙げるならば、
といった方法に限られるのではないだろうか。
最近になりRelic社でもメンタリング案件の要望が増えてきているが、新規事業におけるメンタリングの重要性について各社が気づき始め、メンタリングを必要としているクライアントが、新規事業支援を行うコンサルタントにメンタリングを頼めるかどうか相談するケースが増えているのではないかと考えられる。もし新規事業開発においてメンタリングを依頼できる人材が周りにおらず悩んでいる方は、Relic社にご相談頂ければ、お力になれるかと思われる。
いかがだっただろうか。メンタリングをテーマに新規事業開発において事業創出だけでなく人材育成の側面を視野に入れてる企業においては、どのプロジェクトでもメンタリング的な要素や支援を必要とするケースは今後も増えてくるのではないかと思われる。
メンタリングをする側も、される側も、メンタリングというものの本質的な価値を意識しながら日々取り組むことで、その効果や意義は必ず最大化されると思われるので、新規事業開発の参考にして頂ければ幸いだ。