そして戦略マップは、4つの視点ごとに、目標やビジョンを達成するために必要な各行動の因果関係や関連を図式化したものです。下記は戦略マップの例になります。
②で作成した戦略目標や戦略マップを達成するために必要な重要成功要因を設定します。自社の置かれた環境の分析や、自社の強み・弱みを分析しながら、重要成功要因を洗い出し、選択していきます。
設定した戦略目標と重要成功要因を評価するための業績評価指標(KPI)を、企業が持つ4つの視点の各視点について設定します。
各視点で設定するKPIの例は下記の通りです。
④で設定した業績評価指標をふまえ、具体的な数値目標を設定します。あまりにも簡単に達成できるような数値目標は避けるというように、従業員のモチベーションにつながるような設定が理想的です。
そして最後に、ビジョン達成に向けた経営陣や社員の具体的な行動計画を作成します。
作成した行動計画を実行します。行動計画の実行後は、業績評価指標を基に行動計画の評価を行い、必要に応じて修正や見直しを行います。
数字を見て企業経営の現状を把握することはもちろん大事ですが、数字以外の要素に注目することで新たに見えてくる現状もあるかもしれません。
企業の業績を評価する上で、バランス・スコアカードの視点を参考にしてみてはいかがでしょうか?
【参考文献】
「バランス・スコア・カード」とは?概要や特徴、構築へのステップから参考書籍までご紹介|BizHint(ビズヒント)
バランススコアカード概要 BSCnavi
中小企業が使うべき事業戦略ツール「バランススコアカード」とは|SHARES LAB(シェアーズラボ)