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クラウドファンディングで旅した人のプロジェクト事例5選

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大型連休や正月休みなど、長期休暇を旅行に費やす人はたくさんいます。しかし、渡航費や宿泊費などを考えると、平均5万円以下を望む方が多く、「安」「近」「短」の3つを条件にもつ人が半数以上です。

そんな中、クラウドファンディングを活用して資金を集め、旅を実行したという人がいます。一体どのような人、そしてどのようなプロジェクトなのでしょうか。

今回は「クラウドファンディングで旅した人のプロジェクト事例5選」について紹介していきます。以下をご覧ください。

この記事はBatteryからの引用です。

日本の未来を探しに行く取材旅行に行きたい!

https://motion-gallery.net/projects/permaculture_tour

  • 実施サイト: MotionGallery
  • 目標額: 420,000円
  • 達成額: 466,030円

ウェブマガジン「greenz.jp」の代表/Co編集長の鈴木菜央さんは、自身の子どもたち(10歳、7歳の姉妹)の2人の子どもレポーターと一緒に、アメリカ・ポートランドに生まれて定着しつつある、未来の生き方、暮らしかた、社会のつくりかたを探して、記事にしたいと考え、「共生文化の創造」を目指して、このプロジェクトを開始しました。

資金調達に達成した鈴木さんたちは、2014年の9月に、ソーヤー海さんが主催するシアトル・ポーランドをめぐる2週間ツアーに参加し、その間、現地のエコハウスや食べ物の森、ブロックス農園などを訪れ、多様性を許容した社会について考え記事に起こし、見事プロジェクトを成功させたようです。

日本一周の旅に出るのでガソリン代を支援してほしい!

https://camp-fire.jp/projects/view/33588

  • 実施サイト: CAMPFIRE
  • 目標額: 400,000円
  • 達成額: 681,074円

飲食店で10年働いた経験を頼りに、現在フリーランスとして「食」「お酒」「地域」をキーワードに活動中のまるじさんは、故郷の広島県江田島という小さな島にUターン移住し、今後は地域活性に携わりたいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。

日本一周のメインテーマは「会いたい人に会いに行く」でありながら、この旅では「行きたい場所に行ってみる」ことと、「場所を問わず働く」という3つの事に挑戦。車で各地を巡るので、そのガソリン代を、CAMPFIREにて募っています。

当初の目標額は40万円でしたが、募集期間中に達成し、お世話になった金谷でイベントを開催するなど、ストレッチゴールを設定した結果、68万円以上を集めることに成功。また、リターンには、まるじさんの故郷・江田島の「江田島吟醸にごり酒」「むき身牡蠣」「江田島一黒シャモ」など、江田島産の名物が多く用意されました。

誰でも体験できる世界一周「LOOK」

https://camp-fire.jp/projects/view/196

  • 実施サイト: CAMPFIRE
  • 目標額: 400,000円
  • 達成額: 1,372,000円

「スライドショーで世界を1本の道で繋ぎたい」。そんな想いからはじまったこのプロジェクトは、車で世界一周しながら毎日、車の同じアングルから前方の撮影をし、それを高速スライドショーにしてホームページで配信していくという内容です。映像を見ているだけで、まるで自分が世界一周をしている感覚が味わえるものであり、映像を見ていて実際に来たくなったら現地で合流することもできます。

起案者はもともと、世界一周にまつわるすべての予算のうち、約9割は自分たちで貯めたということもあり、単なるお金欲しさではないということから、支援者への「共感」を得ることができました。その結果、40万円の目標額を大きく上回った137万円を集め、プロジェクトは大成功を収めました。

医療の新しい選択肢を探す旅プロジェクト

https://www.makuake.com/project/oregonproject/

  • 実施サイト: Makuake
  • 目標額: 648,000円
  • 達成額: 989,280円

Makuakeを通じて実行されたこのプロジェクトは、みんなそれぞれの健康を実現するための新たな選択肢を求め、鍼灸師の堂嶋賢征さんが世界各地で取材を行い、そこでの学びをショートムービーや報告会で世に発信していくものです。世界中を回って多くの治療家や民間療法家と会ってセッションし、 学び得たことを今後世界に発信していきます。

本プロジェクトの最初の旅先はアメリカ・オレゴンです。アメリカには国民健康保険がなく、医療費が自費のため、医者にかかることができないという人が増えています。結果、代替医療が日本よりも遥かに進んでおり、代替医療のレベルがアメリカで最も高いのがオレゴン州と言われています。 堂嶋さんは、このプロジェクトを通じて、オレゴンの他にも、タイのバンコク、イギリスのロンドンにも行く予定だそうです。

世界の食卓を巡る、世界一周プロジェクトを実現させたい!

https://readyfor.jp/projects/worldish

  • 実施サイト: Readyfor
  • 目標額: 800,000円
  • 達成額: 902,000円

料理研究家の森山さとみさんは、2016年1月18日、世界一周宣言をしました。世界一周の旅は、中南米&南米から始まり、ヨーロッパ、アフリカ、中東、中央アジア、東南アジアを巡り、その土地ごとで「食」を研究し、人に出会い、そこで得た経験を発信していくため、本プロジェクトを立ち上げました。なお、帰国後には、東京・大阪・名古屋・福岡の4都市で報告会も開催する予定です。

森山さんの世界一周プロジェクトでは、

  1. 世界の食文化を、実際に五感で味わう
  2. 世界の市場へ行き、食材に対する知識を深める
  3. 世界中にいる、面白くて素敵な旅人100人と出会う
  4. 世界の食卓へ訪問し、料理やアイデアを学ぶ
  5. この経験から「旅する料理研究家」の第一人者となる

と5つのミッションを掲げて、昨年実行されました。現在は、世界一周中に集めたスパイスで作った、インド&スリランカスタイルのカレーパーティーなど、このプロジェクトを生かしたイベントを積極的に行なっているようです。

まとめ

さて、今回は「クラウドファンディングで旅した人のプロジェクト5選」について紹介しました。

“クラウドファンディングで旅”というと、人のお金で遊んでいるだけと誤解される方が多いと思います。実際、京都府の女子大学生が、クラウドファンディングで世界一周旅行を計画したことが大炎上した件は、記憶に新しいことでしょう。

しかし、明白な目的があって、かつ社会貢献に繋がるような内容であれば、共感してくれる支援者も多く、プロジェクトは成功へと導くことができます。

みなさんもクラウドファンディングを活用して旅をする際には、自己満足の楽しみにとどまらず、きちんとした目標を掲げたうえで行なってみてください。