プロジェクトの作り方タイトル・期間・金額の設定プロジェクトのタイトル文字数は30〜40字が良いです。一目見て分かりやすくキャッチーなタイトルであれば、拡散されやすくなります。また、募集期間は45日前後が理想的で、募集期間中は常に追加でPRできるかがカギとなってきます。さらに、目標額の設定をする際、手数料が引かれても必要な経費が手元に残るという計算もお忘れなく。プロジェクト概要写真を交えながら絵本のように読みやすく、かつストーリー性を持った文章を作成しましょう。プロジェクト概要の文章では「5W2H1Mの法則」を使い、誰が(Who)・何を(What)・いつ(When)・どこで(Where)・なぜ(Why)・どのように(How)・いくらで(How much)・どのような想いで(Mission)の項目に触れていると、プロジェクトの意義や熱量が支援者に伝わります。クラウドファンディングを通じて何を実現したいかというのを明確に説明されていなければなりません。写真・動画の掲載プロジェクト起案者の顔がはっきり分かりやすく映っている写真が載っていると、支援者に親近感や信頼性を持ってもらうことができます。また、 動画が掲載されているのといないのとでは、プロジェクトの成功率にかなり差が開くため、2〜3分の動画を載せることをおすすめします。Kickstarterのような海外のクラウドファンディングサイトでは、動画があるプロジェクトがほとんどだそうです。事前準備と情報蓄積リスト作成プロジェクトスタート後、個人個人に連絡するためのメーリングリストを作成。個々にパーソナライズされた独自の文章になっているかどうかのチェックも重要です。支援金の確保支援の目処が立っている人を、プロジェクト開始前に一定数確保しておきます。自分の友人・知人からの支援が1/3、友人・知人の友達からの支援が1/3、知らない人からの支援が1/3という形で集めるのが理想です。プロジェクトチームの編成クラウドファンディングのプロジェクトは、一人の起案者からスタートしても、最終ゴールまで一人で走り続けるのはかなり厳しいです。複数人で協力しながら、運営や営業、フォロー対応など、プロジェクトに必要な役割を設け、分担するチーム体制を構築する必要があります。なるべく4人以上のチームがよく、チーム全員のFacebookの友達が500人以上、Twitterのフォロワー数が1,000人以上というのが理想的です。SNSアカウントの開設クラウドファンディングのプロジェクト用のTwitter, Facebook, Instagramのアカウントを開設し、拡散やいいねを狙ってより多くの人に見てもらえるようにします。また、SNSだけでなくホームページや個人ブログなども作成し、積極的な進捗報告を随時行っておきましょう。プロジェクト拡散&普及活動報告のアップデート公開初日に掲載するメディアを最低1媒体確保し、プロジェクトの進捗報告は5日以内で更新しましょう。支援者に対して感謝の意を込めたメッセージを送り、資金調達度合いによって更新していくと、成功率も一気に上がります。シェア活動FacebookやTwitterなど、SNSでプロジェクト内容を周りの人たちに拡散してもらいます。プロジェクトと相性の良さそうなフォロワーや有名人、コミュニティーからの拡散を依頼しましょう。ストレッチゴール目標額よりもさらに多くの資金を集めるために、ストレッチゴールを設定し追加支援者を募集します。オフライン活動クラウドファンディングはネット上で資金調達を行うサービスですが、プロジェクトの認知度がないと成立しないため、チラシ配布やイベントの開催など、オフライン活動を通じてプロジェクトが知られる機会を設けることも大事です。募集期間中に目標額に達しても、プロジェクト終了時まで続けるのが良いでしょう。まとめさて、今回は「クラウドファンディングの作り方」について解説しました。クラウドファンディングのプロジェクトは、規模や内容によって成功する可能性の差が激しいため、これらの手順を踏めば必ずしも成功するとは限りません。ただし、写真や動画があるプロジェクトは成功しやすい、募集開始から1週間で25%集めれば達成率は5倍上がるなど、クラウドファンディングが成功する一般的な傾向はあります。今後クラウドファンディングを始めようとしている方にとって、この記事が参考材料となれば幸いです。なお、クラウドファンディングを始める際のスターターガイドが、ENjiNEの公式サイトに掲載されています。そちらもぜひDLしてみてください!!https://www.en-jine.com/pages/start