そうした支援者は将来的に早期購入顧客になる可能性が高いため、リストに記録しておきましょう。
多くのクラウドファンディング起案者は、自らが起案したプロジェクト内容についてしか話しません。しかし、支援者はただそれだけを知りたいわけではなく、プロジェクトに掲載された画像や動画についての詳細も求めています。ざっくりとした企画内容だけに焦点を当てていると、プロジェクト達成の可能性も低くなるため、支援者にはより詳細にプロジェクト内容を提示しましょう。
プロジェクト支援者とのコミュニケーションはこまめにきちんと取りましょう。
連絡が遠ざかり近況報告がまるでなければ、出資金だけを持って逃げた詐欺行為ではと誤解を招く可能性もあるため、プロジェクトがどのような状況であるかなどのホウレンソウはかなり大事です。
起案者にとって、支援者というのはプロジェクト資金を提供してくれる大切な存在であることは言うまでもなく、出資してくれるからには信用/信頼が関わってきます。そのため、些細な誤解がゆえに信用を失うことになっては成立するプロジェクトも失敗に陥ってしまうかもしれません。プロジェクトページを作成する際には、細かい点まで見直し、誤りがないか慎重に確かめた上でプロジェクトを始めましょう。
動画や画像といったイメージのしやすいコンテンツはクラウドファンディングにおいて必要不可欠なキャンペーンアイテムです。
国内クラウドファンディングでは写真はあっても動画を含んでいないプロジェクトページは多いですが、海外のサイトだと動画のないプロジェクトページはあまりヒットしません。事実、アメリカのサイト・Kickstarterでは、動画のないプロジェクトの平均成功率は30%ですが、動画があるプロジェクトは50%だそうです。
当然のことながら、約束のできないリワードをプランに入れるのはNGです。豪華な特典で支援者を引き寄せたい気持ちはわかりますが、現実的に考えて不可能だと思うことは最初から約束するべきではありません。せっかくプロジェクト成立になったのに、リワードが送れないなんてことになったら、信用を欠いて今後クラウドファンディングを活用できなくなる恐れもあるため、注意しましょう。
キャンペーンをプランニングする際、起案者は多くの支援者から賛否両論さまざまな意見を耳にする可能性があります。ただし、あまりにもそういった色々な意見を耳にしすぎると、方向性がぶれたり当初の目標からずれてしまったりする恐れがあるため、支援者の意見ばかりに惑わされないことが大切です。
たとえばプロジェクトページを作成する際、重要なワードや支援者に見て欲しい写真/動画を、ついつい誇大化させてしまうことがあると思います。必要以上に濃い色や大文字サイズにしたり、センセーショナルな画像を入れてみたり、工夫をするのは自由ですが、途中で飽きられて最後までプロジェクトの中身を見てもらえないのは本末転倒です。何事もやりすぎないように心がけましょう。
ネットを通じて行なうクラウドファンディングでは、PR戦略をきちんと企てないと成功できません。上記で述べたブログもそうですが、TwitterやFacebookなどのSNSを中心としたPRにも力を注いでみてください。また、やみくもに拡散すればいいというわけではなく、一般的にSNSにアクセスされやすい、たとえばお昼頃や土曜日など、支援者が目にしやすい時間帯を集中的に狙うのも効果的です。
稀に、何にどれだけコストがかかるかを計算せず、曖昧な状態でとりあえずプロジェクトを始めてしまう起案者がいます。プロジェクト進行中に細かい予算が変動する場合はありますが、おおよその費やされる金額はきちんと把握し、リワードも含めなるべく誤差のないように心がけましょう。
さて、今回は「クラウドファンディングを成功させるためにやってはいけないこと」を13個にまとめて紹介しました。クラウドファンディングを成功させられるのは、支援者からの出資があってこそ成り立つものです。そのため、支援者を幻滅させるような行動や協力したいと思えないアクションをしてしまえば、いつまで待ってもプロジェクトは達成できません。今回紹介した13個を参考に、支援者とのコミュニケーションをおろそかにせず、プロジェクトを遂行できるようトライしてみてください。
<参考記事> https://thenextweb.com/contributors/2017/11/10/15-mistakes-avoid-crowdfunding/