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ストレッチゴールがクラウドファンディングの成功の秘訣!?

  • feedy

これまで様々な成功事例を生み出しているクラウドファンディング。なかには目標金額を遥かに上回ったプロジェクトも存在しております。そうしたプロジェクトにおいて、やはり「ストレッチゴール」を設定することは非常に重要な意味を為すと思います。そんな今回は『クラウドファンディングを成功させるコツ「ストレッチゴール」とは?』について見ていきましょう。

この記事はBatteryからの引用です。

ストレッチゴールとは?

そもそも”ストレッチゴール“という言葉を、みなさんはご存知でしょうか?

ストレッチゴール(stretch goal)とは、「達成できるレベルより少し高めの目標」のことであり、製品やサービスをより良いものにするために必要な金額を、起案者自らが目標金額として設定していくものです。目標金額より支援金が上回った場合、さらに充実した特典やサービスを追加していくもので、たとえば「50万円達成でアルバムを制作する」というプロジェクトで80万円の支援金が集まった際、「100万円達成でミュージックビデオを制作する」「150万円達成でライブを実行する」というふうに、段階的な金額の設定を行うことができるのです。

ストレッチゴールの必要性

では、なぜクラウドファンディングにおいてストレッチゴールを設定する必要があるのでしょうか?それには大まかに2つの目的が存在します。

①まず、プロジェクトの支援者に興味/関心を持ち続けてもらうことです。FacebookやTwitterなど各SNSで拡散を行い、多くの人からサポートをしてもらい目標金額達成に繋がった場合、プロジェクト自体は成功を収める結果となっても、その段階で支援者は満足を受け、リターンをもらうまでの間、興味/関心が薄れてしまう可能性があります。そういった時にストレッチゴールを段階的に設定すると、再度支援者らの関心を高めることができ、場合によっては他の大きなメディアにまで注目されるかもしれません。

②つぎに、ファン層の拡大についてです。先に述べた通り、ストレッチゴールを設定しておくことでプロジェクトの支援者にいつまでも興味を持ってもらえる可能性が高いです。それに加えて、かつては全く知らなかった人が、新たにそのプロジェクトの支援者となる得ることもあるため、ストレッチゴールを定期的に設けることで、少しずつファンを増やしていくという策略も実践できます。

ストレッチゴールで成功したプロジェクト

実際にストレッチゴールを設定したことで成功を収めたクラウドファンディングのプロジェクトは多く存在しています。そのなかでも、最も規模が大きく代表的なのが、2013年に世界最大のプラットフォーム・Kickstarterでおよそ4億円の資金調達に成功した『Mighty No.9』です。
https://www.kickstarter.com/projects

『Mighty No.9』とは、日本を代表するゲームクリエイター・稲船敬二氏によって手がけられた、ロボットをテーマにした3D横スクロールアクションゲームです。2013年にKickstarterを通じてプロジェクト化され、7万人弱の支援者から約4億円の支援金を集めたことで大いに話題となりました。

当初の目標金額は1億円だったのですが、資金調達に成功したのち、ゲーム内のキャラクターやステージ、多機能モードを追加するなど、様々なコーティングがプラスされるようになり、最終的に4億円の資金調達に至ったのです。

まとめ

いかがでしたか。今回は『クラウドファンディングを成功させるコツ「ストレッチゴール」とは?』について紹介しました。

段階的に目標をレベルアップさせていくことで、よりクオリティの高いコンテンツの提供や、支援者からのさらなるサポートなど、多くのメリットを含むこのストレッチゴール。みなさんもぜひ注目してみて下さい。