多くの人が利用したであろうスターバックスは、エンゲージマーケティングの代表例だと言われています。
実はスターバックスには接客マニュアルは存在せず、顧客の満足度を高める為に必要最低限の守るべきことが記載されているだけで、マニュアルで縛らずに、従業員がそれぞれ消費者を喜ばせるように工夫できるような環境になっています。
それゆえ商品を待っている間に店員が会話をしてきたり、商品のカップに名前を記載するような工夫は、まさにエンゲージマーケティングの代表例だと言えるでしょう。
情報共有サービス『NewsPicks』や企業/業界情報のデータベース『SPEEDA』を提供するユーザーベースも、エンゲージマーケティングの一例だと言えるでしょう。特にNewspicksにおいて強い効果を発揮しています。
NewsPicksは単なる情報共有サイトではなく、定期的にユーザー同士の交流会やイベントを開催して、『リアルとデジタル』のバランスが取れており、有料会員にはイベントの優先申し込み権や、有料会員限定イベントなども開催しています。
多くの情報サイトは、情報を見る為だけに設定されています。しかしNewspicksはお互いにコメントを閲覧できたり、リアルな場での交流会なども開催しており、徹底的に顧客の満足度を高めている、エンゲージメントマーケティングの一例だと言えるでしょう。
今回紹介したエンゲージマーケティングですが、もちろんいい事ばかりではなく、今まで以上に顧客を一人一人見ていかなければならないので、その分コストも大きくなります。そして満足度を高めようと意識しすぎるあまりに、利益が出なくなってしまったら本末転倒です。
エンゲージを成功させるためには、MAやCRMなどを活用し、顧客情報の可視化をしながら戦略を練ると、さらに精度が増すかもしれません。MAやCRMの導入と同時にエンゲージマーケティングを検討してみるのもいいかもしれません。
今回紹介した2社の事例以外にも、企業の製品/事業によって、エンゲージマーケティングの手法は無限に存在します。しかしどの手法にも共通して言える事は、いかに顧客の満足度を高め、ファンになってもらうか、というところでしょう。
どのように自社の商品/事業をどのように活用すれば、顧客が継続的に生まれるかを考えてみてはいかがでしょうか?
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