予防医療に革命を起こし、ヘルスケア・トークンエコノミーを実現する!マイクロブラッドサイエンス社の血液検査キットとLifeeサービスとは?

近年注目を集める「予防医療」とは、体調を崩す前に定期的に検査を行い、病気の予防につとめることを言う。従来病院を訪れる患者さんは症状が悪化した状態で訪れることが多いため、事前に措置を取ることが好ましいとされていた。
マイクロブラッドサイエンス社(MBS社)の開発したMBS微量採血キットとLifeeサービスは「予防医療」に革命を起こし、みなさんの健康に大きく寄与するプロジェクトになるだろう。
今回は同社の取り組みと、彼らの目指す「トークンエコノミー」の構想について見ていきたい。
ホリエモン氏も注目する「予防医療」とは?
「予防医療」という言葉をご存知だろうか。みなさんが病院に行くときを想像してみてほしい。まず体の不調を感じて、病院を受診し、そして治療を受けるという流れのはずだ。一般的に病院にいくのは体調を崩してからであり、症状が悪化する前に病院を訪れることはない。
しかし症状が悪化してからでは手遅れになる危険性もあり、事前に予防できていたならば避けられた病気もあるのが事実だ。定期的な検診や、生活習慣の改善をもって、病気になる前に予防をするのが「予防医療」と呼ばれる分野であり、近年注目を集めている。ホリエモン氏も「予防医療」に注目しており、氏は一般社団法人「予防医療普及協会」のメンバーとして活躍している。
高齢化社会に注目を集める「予防医療」
「予防医療」は「高齢化社会」と密接な関係にある。「平均寿命」と比較されるのが「健康寿命」だ。「健康寿命」とは病気などで生活に支障をきたさない期間のことをいう。下のグラフをみると、健康寿命と平均寿命の間に10年前後の差がみられる。
誰もが高齢になっても明るく元気で過ごしたいものだ。予防医療はこの「健康寿命」と「平均寿命」の間の差を縮めるとして注目を集めている。

予防医療.jp HPより
医療現場の切実な声:マイクロブラッドサイエンス社 取締役 島田舞氏
病院に来る患者さんの多くは、症状が重くなってから病院に来ることが多い。もっと前に病院にきてくれたらまだまだ救えた命があると語るのは、MBS社取締役であり、アメリカで救急救命医として働く島田舞氏だ。島田氏は今年のはじめに行われたMBS社の説明会において、血液検査を実施すれば症状が悪化する前に予防することができると強く語った。
「私は普段アメリカのサンフランシスコで救急救命医として働いております。一瞬の判断が患者の生死を決めます。生死のギリギリのところで働いていますと命の儚さや、また医師としてできることの限界を感じざるを得ません。医師としてできることは唯一、眼の前の患者さんに最善を尽くすことだけです。できるだけ多くの方々に日々の検査が大事だということを伝えていただきたいです。一人でも多くの方が検査を受けることで、みなさんの健康が変わっていくと思います。」
血液検査で予防医療に革命を起こす!Lifeeプロジェクト
MBS社は従来よりも簡単で便利な血液検査を開発することで予防医療を促進する。同社の取り組みは大きく分けて2つある。1つが新型微量採血デバイスの開発、もう1つが次世代の健康維持サービス「Lifee」の開発・運営である。
「MBS微量採血キット」は従来の採血の無駄を減らす

従来の血液検査は上腕から約6ml以上の採血が必要だった。しかし、同社が開発した新型採血デバイスは指先から採血を行い、わずか0.06mlの採血ですむ。これは目薬一滴ほどの量で、従来のおよそ100分の1だ。
採血量が減って検査結果に影響がないか心配になる方もいるだろう。しかし安心してほしい。同社の採血デバイスで検査をしても、従来の病院で行う検査とほぼ変わらない精度で結果がでるということがわかっている。
この精度検証の結果は、日本臨床検査医学会誌「臨床病理」2017年3月号に論文掲載されている。
新規採血用具によって採取した【指先からの微量血】と通常の静脈血を試料とする血液検査値の相関について
血液検査に必要な器具をワンパッケージ化した「MBS微量採血キット」は使い捨ての器具で構成され、必要な血液がわずかで済むことで手軽にどこでも使用できる。この利便性があれば、健康診断を受ける暇がないサラリーマンや、地方で近くに病院がない高齢者の方の健康管理などが行えるようになり、健康維持が促進される。
わずかな血液が健康の未来を大きく変える「Lifeeサービス」

「わずかな血液が健康の未来を大きく変える」をコンセプトとしたLifeeサービスは、ブロックチェーンを用いた次世代ヘルスケアプラットフォームである。ブロックチェーン技術によって、血液検査データをより安全に管理すると同時に、検査データを様々な医療、健康関連サービスに幅広く活用する。また、利用者自身が健康データを管理することで、利用者の医療データの価値を高める。

スマートフォン用アプリケーションの画面
記者がLifeeサービスを体験。痛みはほとんどなくスムーズな検査に驚き
実際に記者もLifeeサービスを体験してみた。検査キットは非常に小さく、持ち運びにも向いていると感じた。また操作自体も指先に針を指し、血を採取するといった非常に簡便なものであった。針を刺す際の痛みも少なく、この手順はすべて説明書に書いてあるとおりに行えばよくわかりやすい。
MBSコインが生み出すヘルスケア・トークンエコノミー
MBS社は「予防医療」をより促進するために同社100%の子会社でシンガポール法人であるMBS ASSET MANAGEMENT PTE. LTD.がMBSコインを発行している。MBSコインはユーティリティトークンとして、MBS経済圏の中でさまざまなサービスに対する決済手段となることを目指している。検査結果を個人情報と切り離しブロックチェーン上にアップして医療データの価値を高め、ユーザーに還元できるトークンエコノミーの構築を目指す。
MBSコインはすでに仮想通貨取引所 “BCEX Global”への新規上場が行われており、今後はさらなる取引所への上場の話も進んでいるようだ。

同社はLifeeサービスによってトークンエコノミーの実現を目指す。例えばMBSコインは微量採血を行う際の支払いに利用できたり、微量採血を行ったユーザーにはインセンティブとしてMBSコインが付与され、そのコインは次回行う微量採血にも使用できたりといった事が考えられている。
これらはLifeeサービスを利用する動機付けにもなるので、より一層トークンエコノミーの実現に近づいていくきっかけのひとつになるであろう。今後さまざまなMBSコインの利用方法を検討しており、内容に関しては決まり次第順次発表されるとのことなので注目をしておきたい。
また、今後はスポーツジムや調剤薬局などとも提携し、その場で微量採血のサービスを行える施設を拡大していく予定だ。すでに日本国内に17ヶ所の採血施設がある。実際にプロジェクトが広まって採血施設が増えていけばMBSコインを利用できるサービスや場所も増えていくので、MBSによるヘルスケアの促進を基盤としたトークンエコノミーが確実に生まれてくるだろう。その他に企業内での利用も広まっている。

超高齢化社会において、病気になる前に検査を行い病気を予防する「予防医療」は重要になっていくだろう。従来の血液検査よりも簡便に、そして自宅でも採血が可能になるとすれば、マイクロブラッドサイエンス社の取り組みは革新的なものと言える。
各自が自身の健康状態を把握し、生活習慣を改めていくことができれば、人々が笑顔で長生きできる社会になる。実際にラボが設置され、提携先も増えているという点でMBS社は非常に中身のあるプロジェクトということができる。事業内容からしてもトークンエコノミーの実現に最も近いプロジェクトの一つになると考えていいだろう。今後のマイクロブラッドサイエンス社の動きに注目したい。
企業概要
企業名:株式会社マイクロブラッドサイエンス(Micro Blood Science Inc.)
ホームページ:http://www.microbs.jp
ICO 公式ページ:https://mbsico.com
代表取締役:岩澤 肇
取締役 医師:島田 舞
所在地:〒101-0032東京都千代田区岩本町2-14-8山本IIビル
設 立:2006年6月17日
Twitter:https://twitter.com/mbs_ico(@MBS_ICO)
Facebook:https://www.facebook.com/MicroBloodScience/
Telegram:https://t.me/joinchat/G96_UkxnxMeMhNCsGajR4w
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参照元:
http://www.yobou-iryou.jp/index.xhtml
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