この最新のラウンドで、Trilliumの総資金調達額は1500万ドルになった。Trilliumはこれらの資金を用いて、急速に成長するグローバル基盤を整えると共に、製品開発、セールス&マーケティング及び顧客サポートを推進していく。総額約32億ドルを投資する日本最大級のベンチャーキャピタルであり、今回のリードインベスターでもある株式会社ジャフコ(本社:東京都港区)の取締役社長:豊貴伸一氏は 「Trillium社の革新的なビジネスモデルと、多重層アプローチによるサイバーセキュリティ・ソリューションは、競争が激化している自動車セキュリティ市場をリードする技術です。また、そのソリューションはコネクティッド・カー及び自動運転へ移行する流れを加速し、そのポテンシャルを最大限に引き出すキーカンパニーとなるでしょう」 とコメントしている。Trillium Secureサブスクリプション・サービスは、サイバー攻撃を防ぎ、特許取得済みのソフトウェア製品群(SecureGO、SecureIXS、SecureOTA、SecureSKYEなど)を通じてデータの安全性、プライバシー、および整合性をセキュアにしている。欧州の多国籍航空機メーカー、Airbus社の投資部門であるAirbus Venturesの日本及びアジア・パシフィック地区の代表、Lewis Pinault氏は「私たちは、他にはないアイデア、付加価値のあるソリューション、そして斬新的なビジネスモデルを持つベンチャーをサポートします。その上でTrillium社はこれらの要素を満たしており、戦略的投資を行うには最良のパートナーです。特に着目したのは輸送業界における重要なデータを保護するためのライフサイクル・ソリューションを開発した点です」とコメントしている。またドイツ、Deutsche Bahn社のベンチャーキャピタル部門であるDeutsche Bahn Digital VenturesのディレクターBoris Kühn氏は「コネクティッド・カーを運行する際に重要となるのが、サイバーセキュリティの強力なパートナーとタッグを組む事です。Trillium社は市場でもトップクラスのプレーヤーであり、欧州におけるビジネス拡大を喜んでサポートします」とコメントしている。Trillium社の社長兼CEOであるDavid Uze氏は「アナリストによると、輸送業界のサイバーセキュリティ市場は2030年までに220億ドルを超えると予測しています。Trillium社はその市場の大きなシェアの獲得を目指します」とコメントしている。自動車リースとカーレンタルを含む日本のファイナンシング会社、東京センチュリー株式会社、事業開発本部長 北川淑人氏は、「Trillium社は車両のライフサイクル全体に対するサイバーセキュリティ技術を提供する優れた投資先であり、このビジネスを拡張させるためにサポートしていきます」 とコメントしている。日本を代表する銀行・金融グループ、三菱UFJフィナンシャルグループの一員である三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区)代表取締役社長 半田宗樹氏は、「Trillium社のビジネスモデルは、独自の技術を使って自動車関連の情報を安全に保管、解析・分析し、顧客資産とそこから発生する大量の機密データを有機的に活用することをコアバリューとしており、保険・通信・フリートオーナーなどに対して多様な付加価値サービスを提供する会社です。」とコメントしている。米国、シリコンバレーに本拠地を置くアクセラレータ投資企業の一つPlug and Play VenturesのパートナーであるIvan Zgomba氏は「未来の発展に向けたビジネスを創造している企業への投資を模索しています。その点でTrillium社は非常に短期間で車両サイバーセキュリティとデータ保護のリーダーとしての地位を確立しており、彼らと共に歩んでいくこの先の未来に興奮しています」とコメントしている。