2019年もTileは好調を維持し、ヨーロッパにおける販売実績は直近四半期で160%の伸びを実現した。USにおいても、直近のAmazon プライムデーで通常の2倍となる売上を記録。2018年10月に米国でロンチしたプレミアムサービス(日本向けサービスの提供時期は未定)の加入者数も予測値をはるかに上回る結果となり、今後もサービス拡大を目指す予定。Tileは、ユーザーが失くしたカギを探す以上の価値を提供し続けており、それが着実な成長に繋がっている。例えば、仕事場にノートパソコンを置き忘れたときの通知機能や、空港における荷物の紛失、庭でいなくなった猫を探したり、子供がよく失くすジャケットを追跡したりと、ユーザーがそれぞれの活用方法を作り出している。人は一生のうち、365日に値する時間を探しものに費やしており、どんどん忙しくなる現代人の日常生活は、すなわちTileの成長でもある。今回の資金調達は、すでにBoseやSkullcandy、Sennheiserなどから始まったTileの組み込みモデル戦略の転換点となる。また、半導体パートナーであるQualcommやNordic、Dialogなどとともに成長を目指し、今年中に数百万個におよぶTile機能の入った組み込みモデルの発売へと繋がっていくと言う。