この度調達した資金は、タイにおける日本品質の青果の生産実証、品種の知財保護策立案、国内農園への出資、東南アジアにおけるマーケティング費用、および採用に充当する予定。日本農業は、現在、タイ、インドネシア、フィリピン、香港、台湾を中心とした東南アジア諸国へ主にリンゴを輸出している。リンゴについては、インドネシア・タイ・フィリピンの3カ国において、同社ブランド「エッセンス」が各国へ輸入されている日本産リンゴの中ではトップの市場シェアを誇る。今後は他品目・他地域への展開も推進し、政府が掲げる農林水産物・食品の輸出額1兆円達成の牽引役として邁進していくと言う。また、同社は輸出だけでなく、日本の優良品種の知財保護策立案により不正流出及び無断栽培を防止し、それらの品種を活用した現地生産の達成により、より多くの世界中の人々へ日本の農作物の「美味しさ」を届けることを目指している。